軽貨物運送と一般貨物運送の違い

2022.04.25配送コラム

軽貨物運送と一般貨物運送の違い

軽貨物という言葉をあまり聞いたことがないかもしれません。一般貨物運送と軽貨物運送の違いは、軽自動車を使うかどうかです。

・軽貨物運送とは
・軽貨物運送と一般貨物運送の違い
・軽貨物企業便は様々な場面で利用されています。主な用途を挙げてみましょう。

軽貨物運送とは

軽貨物と軽自動車に分類される貨物車両のことをいいます。つまり軽貨物運送とは、貨物車両として登録されている軽自動車を使って、運送することになります。ナンバープレートが黒い事業用のものとなっているため、みただけですぐに貨物車両だとわかります

この黒ナンバーを取得するためには、以下の4点が必要になります。

(1)「貨物軽自動車運送事業経営届出書」(提出用・控え用の計2部)
(2)運賃料金表(提出用・控え用の計2部)
(3)「事業用自動車等連絡書」
(4)車検証(新車の場合は、車台番号が確認できる書面(完成検査証など))
引用:京都運輸支局

軽貨物運送の目的とは

軽貨物運送と聞いても実際に何を配送するのかぴんとこないかもしれないですが、軽自動車を使った宅配便と考えるとわかりやすいです。実際に宅配をしている車は、トラックよりも軽自動車のほうが一般的です。

軽貨物運送は個人のスケジュールにあわせて、またほかの荷物と一緒に運ぶことがないので荷物が破損する可能性が低いのが特徴です。

軽貨物運送と一般貨物運送の違い

一般貨物運輸とは、軽自動車また二輪の自動車以外を利用した貨物運送のことをいいます。一般貨物運送はナンバープレートが緑で、軽貨物運送はナンバープレートが黒であることで明確に区別しています。

一般貨物運送は、営業所に対して5台以上のトラックが必要で、台数分の運転手を雇用する必要があります。ほかにも整備管理者、運行管理者など必要になるものが多いです。

軽貨物運送は3輪を含めた軽自動車もしくは二輪の自動車を利用して、配送業務を行います。個人が利用することもありますが、通販会社やネットで販売をしている企業が一般の家庭に荷物を配送するのに利用することが多いです。

デメリットは荷物の大きさ、量が限られることですが小回りが利く点、また配送スケジュールに融通が利くのがメリットです。

一般貨物運送が広範囲で対応しているのに対して、軽貨物運送はある程度地域を限定して営業していることが多いです。そのため地域の住民に荷物を配達するといった意味では、軽貨物運送のほうが柔軟に対応することができます。

軽貨物運送と一般貨物運送の違いですが、使っている車両が異なるだけです。軽貨物運送は貨物車両として登録されている軽自動車を利用するのに対して、一般貨物運送は、軽自動車と2輪自動車以外すべてが対象になります。

軽貨物運送の車両は黒いナンバープレート、一般貨物運送の場合は緑のナンバープレートが設置されているので、一目で違いがわかります。

一般貨物運送業は多くの依頼者がいて、また配送センターに一度配送されるのが一般的です。届ける時間帯も決められていることが多いのですが、軽貨物運送は柔軟に対応してくれるケースが多いのが特徴的です。