マック地蔵の消滅が示すフードデリバリーの限界と軽貨物の可能性

2025.06.22配送コラム

マック地蔵の消滅が示すフードデリバリーの限界と軽貨物の可能性

都内を中心にフードデリバリーで生計を立てていた人たちが、次々と撤退しています。コロナ禍で一時は“自由で割が良い副業”として人気だったウーバーイーツも、今では「自宅地蔵」という言葉が登場するほどに注文数が激減。
一方で、東京を拠点とした軽貨物配送事業は、今もなお“仕事に困らない業界”として注目されています。

では、なぜ軽貨物ドライバーは安定して稼げるのか?
東京で軽貨物事業に携わる実例とともに、その理由を見ていきましょう。

・東京のフードデリバリー事情と失速の理由
・なぜ軽貨物は安定して稼げるのか
・東京を拠点にした8つの軽貨物実例

東京でフードデリバリーが失速した理由

かつて東京都内の至るところで見かけたウーバーイーツ配達員。
今では、飲食店前に座り込む「マック地蔵」すら姿を消し、代わりに「自宅地蔵」という、配達員が家から出ずに依頼を待つ現象が起きています。

これは、需要減・単価下落・依頼数激減が重なった結果であり、時給400円以下、1時間で1件も来ない日もあるなど、**フードデリバリーは“割に合わない仕事”へと変わった**のです。

なぜ軽貨物は東京でも安定して稼げるのか

東京都内では、BtoB配送や医療・EC関連の案件が集中しており、軽貨物業界は慢性的な人手不足です。
ドライバーとして働く人材を必要とする企業が数多く存在し、「配るものはあるが人がいない」状態が続いています。

その結果、**1件あたりの単価も高く、定期案件も豊富**で、しっかりと動けば月収40〜60万円も十分に狙えます。

【東京発】軽貨物ドライバーで成功している8つの実例

① 大手ECサイトの宅配案件で安定収入

ネット通販大手の都内倉庫から1日平均100件を配送。1日20,000円以上の売上を継続しており、安定した生活を実現しています。

② 法人定期便で月商50万円超え

港区・新宿区の事業所間のルート配送を担当し、平日のみで月商50万円以上。燃料費も会社負担のため、手元に残る利益も大きいです。

③ 建築資材の配送で日給15,000円

都内再開発に伴い、建材や工具のスポット配送が急増。特に渋谷・品川エリアの現場に強いC社は安定稼働を続けています。

④ 副業ドライバーが土日だけで月10万稼働

平日は会社員、土日に都内でスポット便を活用。短時間で高単価の案件を選ぶスタイルで、副業としても最適です。

⑤ 企業の社内便を外注し、契約獲得

新橋のIT企業から「毎日決まった時間・ルートで書類を届ける業務」を請け負い、年間契約で安定売上を確保しています。

⑥ 災害時支援輸送で行政案件を獲得

東京都との協定により、緊急時の物資搬送を担当。年間を通して準備体制に報酬が支払われるため、ベース収入が確保できます。

⑦ 冷蔵・冷凍ルート配送で高単価案件を獲得

世田谷区の飲食店チェーンへ、毎朝6時からの冷蔵配送を担当。1時間あたり2,000円を超える報酬で、効率よく稼働。

⑧ 医療検体や薬品の搬送で社会的意義も高い

都内クリニック間の検体輸送を委託。正確性が求められるため長期契約が多く、信頼性の高い案件として安定的に継続されています。

「東京 軽貨物」で検索されるように、いま首都圏を中心に軽貨物の需要が急拡大しています。
ウーバーのような“待つ仕事”ではなく、動いた分だけ確実に報酬が得られるのが軽貨物配送の最大の魅力。

副業・起業・独立志向にかかわらず、**本気で稼ぎたい人にこそ、東京発の軽貨物事業は最適な選択肢**となるでしょう。