物流・軽貨物業界は「オワコン」か「チャンス」か?多重下請け構造の真実と突破口

2026.01.13配送コラム

物流・軽貨物業界は「オワコン」か「チャンス」か?多重下請け構造の真実と突破口

今の日本において、体を動かして働く「ブルーカラー」の仕事で、億万長者(ビリオネア)を目指すことは可能なのでしょうか?

先日、日本経済新聞にて『日本版「ブルーカラービリオネア」阻む壁は?』という非常に興味深い記事が掲載されました。記事では、建設業界や大工職人が抱える「高齢化」「賃金構造の限界」「多重下請け問題」について深く掘り下げられています。

今回はこの記事を引用しながら、私たち物流・軽貨物業界が直面している課題、そしてその先に広がる「大きなチャンス」について考えてみたいと思います。

建設業界と軽貨物業界、共通する「壁」

記事の中で、東京大工塾の佐藤理事長と助太刀の我妻社長は、建設業界の課題として以下の点を挙げています。

  • 多重下請け構造による賃金の圧迫:
    下請け構造の末端に行くほど経費が削られ、利益が薄くなる。
  • キャリアと賃金の頭打ち:
    30代半ばで一人前になると、それ以上賃金が伸びにくい構造がある。
  • 取引先の固定化:
    新しい取引先を開拓できず、条件の良い仕事を選べない。

これらは、決して建設業界だけの話ではありません。私たち軽貨物業界にも、同様の「壁」は存在します。
「きつい・汚い・危険」というイメージに加え、元請けから何層にも仲介が入ることでドライバーの手取りが減る構造は、物流業界が解決すべき長年の課題です。

「やっぱり、体を動かす仕事で稼ぐのは無理なのか?」
そう思われるかもしれませんが、少し視点を変えてみましょう。実は今、この構造変化の過渡期にこそ、軽貨物業界には他にはない「突破口」が開いているのです。

なぜ今、軽貨物が「チャンス」なのか

記事の中で、現状を打破するヒントとして「取引先の選択」「起業・ハイブリッド」が挙げられています。

“取引先が増えれば仕事を選べるようになるので、2次下請けの仕事を辞めて1次下請けになることもできる。(中略)反対に上に行けば労務費も増え、職人1人あたりの月収が15万円増えたという例もある”

— 日本経済新聞 2026年1月13日記事より引用

これはまさに、現在の軽貨物業界で起きていることです。
EC需要の爆発的な拡大により、荷物の量は増え続けています。つまり、圧倒的な「売り手市場」なのです。建設業界の一部で起きている「仕事の奪い合い」とは異なり、軽貨物は「運ぶ人が足りない」状態です。

これは、ドライバー個人が「付き合う会社(パートナー)」を賢く選べば、適正な対価を得られる環境が整いつつあることを意味します。古い慣習に縛られた会社ではなく、ドライバーの利益を最大化しようとするパートナーと組むことで、かつてのような「搾取される構造」から抜け出すことが可能です。

「個」の力がダイレクトに反映される世界

また、軽貨物事業(個人事業主)の最大の魅力は、建設業界の課題として挙げられていた「年収の頭打ち」を突破しやすい点にあります。

会社員としての固定給ではなく、運んだ分だけ、あるいは効率化した分だけ収入に直結する。さらに、一人のドライバーから始めて、仲間を集めてチームを作り、事業主として拡大していく──。
記事にある「ブルーカラービリオネア」への道筋が、軽貨物業界には明確に存在します。

学歴や過去の職歴に関係なく、ハンドルを握る覚悟と、正しい戦略(どこの案件を受けるか、誰と組むか)さえあれば、短期間で高収入を実現するプレイヤーが次々と現れています。

新時代の主人公はドライバーだ

もちろん、楽をして稼げる世界ではありません。プロとしての責任感や、安全への配慮は不可欠です。しかし、構造的な「理不尽な壁」は、業界全体のDX化や需要の増加によって、確実に崩れ始めています。

自分の腕一本で稼ぎたい。
組織の論理ではなく、自分の実力を試したい。
そんな野心を持つ人にとって、今の物流業界は、かつてないほどの追い風が吹いています。

古い常識を捨てて、新しい働き方へ踏み出すなら今しかありません。
間違いなく言えることは、これからの時代、

軽貨物業界が熱いです!