首都圏の家賃高騰、答えは「住む場所」ではなく「働き方」を変えること

2026.05.10配送コラム

首都圏の家賃高騰、答えは「住む場所」ではなく「働き方」を変えること




CAREER & LIFESTYLE COLUMN

「駅近に住めない時代」だからこそ考えたい、軽貨物ドライバーという働き方

家賃高騰・駐車場不足・通勤負担。首都圏の生活コスト問題に、転職・起業支援のプロとしての見解を示します。

日経新聞が報じた「家族向け賃貸そもそもない問題」

2026年4月3日付の日本経済新聞は、首都圏の住環境について次のような実態を報じています。

「日本はファミリー向けの賃貸物件が少ない。子どもを含む家族で暮らすのに想定される70平方メートル以上の広さの部屋は東京23区では賃貸住宅全体の1割に満たず、マンション価格の上昇とともに賃料も跳ね上がっている。生活コストや住環境を考慮して郊外に移り住む動きもみられるが、通勤時間などの負担は増すばかりだ。」

― 日本経済新聞 2026年4月3日「家族向け賃貸『そもそもない』問題 70平米以上、東京23区は1割未満」より

この記事が突きつけているのは、「都心に住むには家賃が高すぎる、しかし郊外に出れば通勤地獄が待っている」という、首都圏で働く現役世代が逃れられないジレンマです。

関連記事では、東京23区のファミリー向けマンションの募集家賃が可処分所得の4割を超え、シングル向けでも平均募集家賃は11カ月連続で最高値を更新中。駐車場代も含めれば、車を所有することは「贅沢品」になりつつあります。

「駅近・都心」前提の働き方が、生活を圧迫している

多くのサラリーマンにとって、住まい選びの優先順位は決まっています。

  1. 勤務地までの通勤時間(=駅近・都心アクセス)
  2. 家賃と広さのバランス
  3. 周辺環境(買い物・治安・教育)

このうち最優先される「駅近・都心アクセス」を諦められないからこそ、家賃は上がり続け、駐車場は確保できず、付き合いの飲み代もかさむ。結果として可処分所得は削られていきます。

<駅近・都心居住が抱える「見えないコスト」>

  • 家賃:23区ファミリー向けで可処分所得の4割超
  • 駐車場代:月3〜5万円が当たり前のエリアも
  • 付き合いコスト:飲み会・冠婚葬祭・身だしなみへの出費
  • ペットや家族との時間:物理的に確保しづらい

軽貨物ドライバーの視点:「駅遠」はデメリットではない

ここで視点を転換します。軽貨物ドライバーにとって、自宅の最寄り駅が遠いことは、何のデメリットにもなりません。

なぜか。理由はシンプルです。

  • 通勤手段が「自分の車」だから。営業所や荷主拠点まで自家用の事業用軽バンで向かい、そのまま配送業務に入る働き方です。
  • 満員電車のストレスがない。朝のラッシュも、終電の心配もない働き方です。
  • 駐車場が確保しやすい郊外エリアは、むしろ事業適地。車を停められる物件・地域こそが軽貨物ドライバーの生活インフラです。

つまり、サラリーマンにとって「駅遠=デメリット」だった条件が、軽貨物ドライバーにとっては「広い部屋・安い家賃・駐車場確保」というメリットに反転するのです。

首都圏から少し離れることで広がる「ワークライフバランスの選択肢」

神奈川県の郊外、埼玉・千葉のベッドタウン、あるいは八王子・町田・調布といった都下エリア。これらは「駅から徒歩15〜20分」の物件であれば、23区中心部に比べて家賃が3〜5万円安くなることも珍しくありません。

その差額を、別の価値に振り向けることができます。

① 車を持てる暮らし

事業用車両だけでなく、家族用のセカンドカーや趣味の車も所有可能。週末のレジャー、両親の介護送迎、子どもの送り迎え。「車で動ける」ことが生活の選択肢を一気に広げます。

② 都心の「付き合いコスト」からの解放

駅前の高い飲み屋、職場の同僚との付き合い、夜の街の誘惑。物理的に距離が生まれることで、不要な出費と時間が自然に削減されます。家族や自分自身に投資する余裕が生まれます。

③ ペットと共に暮らせる住環境

郊外の駅遠物件は、ペット可・庭付き・広めの間取りという条件がそろいやすい。犬や猫と一緒に暮らしたい方にとって、駅遠は「条件の譲歩」ではなく「条件の改善」です。

④ 経費削減という直接的なメリット

家賃・駐車場代・通勤定期。月々のランニングコストが下がれば、それは可処分所得の増加と同義です。軽貨物事業を個人事業主として営むなら、自宅兼事務所として経費計上できる範囲も広がります。

転職・起業支援のプロとしての見解:「ありかなしか」の結論

結論から申し上げます。「あり」です。ただし、条件があります。

軽貨物ドライバーは、誰にでも勧められる職業ではありません。早朝から動く体力、ルート設計の頭脳労働、自分で売上を作る事業者マインドが必要です。しかし、これらを備えた方にとっては、「住む場所の自由度」と「働き方の自由度」が両立する数少ない職種でもあります。

ハウンドジャパンが拠点を置く横浜エリアを例に取ると、保土ケ谷区や旭区、戸塚区といった郊外エリアでは、駐車場付きのファミリー向け賃貸が、23区中心部の半額以下で借りられるケースもあります。そこから神奈川全域・東京南部の配送業務に従事する。これが、首都圏の家賃高騰時代における「軽貨物ドライバー型ライフスタイル」の実像です。

日経新聞が指摘した「郊外移住の通勤負担」という問題は、軽貨物ドライバーにはそもそも存在しません。これは、職業選択そのものが、住環境問題への一つの解になりうるということを意味しています。

ただし、こう考える方には不向きです

公平を期すために、軽貨物ドライバーへの転職をおすすめできないケースもお伝えします。

  • 通勤時間中に読書や副業をしたい方(運転中はできません)
  • 毎日決まった時間にきっちり退勤したい方(配送量により変動します)
  • 事業者マインドより労働者マインドが強い方(個人事業主としての自覚が必要です)

逆に、「自分のペースで働きたい」「家族との時間や趣味を大切にしたい」「経費の自由度を上げたい」という方には、極めて適性の高い働き方です。

🐾 ハウンドジャパン 求人部・広報担当からの一言

「うちのドライバーさんには、保護猫を3匹引き取って郊外の戸建てに引っ越した方や、犬を飼うために横浜の山側エリアに住み替えた方が結構いるんですよ。『駅から遠いのは困る』ってサラリーマン時代は思ってたけど、今は逆にそれが快適』という声をよく聞きます。」

「私自身、猫と暮らしているので、家賃を抑えて広い部屋でのびのび暮らしたい気持ち、すごく分かります。配送ルートの途中で野良猫を見つけて気になっちゃうドライバーさんもいて、ハウンドはそういう”動物好き仲間”が多い会社なんです。住む場所も働き方も、自分と家族(ペット含む)に合わせて選んでほしいです。」

RECRUIT

「住む場所も、働き方も、自分で選ぶ」
ハウンドジャパンのドライバー募集

神奈川・東京・関東一円の配送業務。横浜本社、創業13年の安定基盤。
個人事業主として、あなたのライフスタイルに合った働き方を支援します。

ドライバー募集を見る →

※引用元:日本経済新聞 2026年4月3日付「家族向け賃貸『そもそもない』問題 70平米以上、東京23区は1割未満」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC261LQ0W6A420C2000000/)