3つの種類がある運送業の中で軽貨物はどの業種に分類される?

3つの種類がある運送業の中で軽貨物はどの業種に分類される?
2023.05.01配送コラム

3つの種類がある運送業の中で軽貨物はどの業種に分類される?

物流の中でも運送業は非常に重要な役割を担っており、様々な業界において必要不可欠な存在です。
そんな運送業には大きく分けて3つの種類があります。

今回は運送業の3つの種類と、その中でも軽貨物について解説していきます。

・3つの運送業
・貨物自動車運送事業の3つの内訳
・軽貨物の分類

3つの運送業

物流を支える3つの運送業を紹介します。

航空運送業

航空運送業は、航空機を利用して荷物を輸送する業種です。国際的な物流の中では欠かせない業種であり、高速かつ大量の荷物を輸送することができます。そのため、海外への急な輸送が必要な場合や、輸送先が遠方にある場合には航空運送業が利用されます。

鉄道運送業

鉄道運送業は、鉄道を利用して荷物を輸送する業種です。陸上輸送の中では最も効率的であり、大量の荷物を長距離にわたって輸送することができます。そのため、大量の荷物を輸送する場合には鉄道運送業が利用されます。

陸上運送業

陸上運送業は、陸上を走る車両を使って、荷物や人を輸送する業種です。陸上運送業には、トラックやトレーラーなどの大型車両を利用する貨物自動車運送事業や、タクシーやバスなどの小型車両を利用する人の旅客自動車運送事業が含まれます。

貨物自動車運送事業の3つの内訳

トラックなどの自動車を利用して荷物を輸送する貨物自動車運送事業の中も、3つの事業に分けられているので紹介します。

一般貨物自動車運送事業

ごく一般的な荷物を扱う運送事業です。個人や企業からの日用品や工業製品など、様々な種類の荷物を輸送しています。国内のほとんどの貨物自動車運送事業が、この一般貨物自動車運送事業です。

特定貨物自動車運送事業

一定の種類の荷物に特化した運送事業です。食品や生鮮品、家具や電子機器、医療機器などを扱います。特定貨物自動車運送事業者は、それぞれの特性に合わせた輸送方法や運搬ルートを選択し、効率的かつ安全な運送を行うことが求められます。

貨物軽自動車運送事業

貨物軽自動車運送事業とは、軽自動車などの貨物自動車を用いて、小口で少量の荷物の輸送や配送を行う運送事業のことです。ECショップなどの商品を個人宅に届けている軽貨物配送は、こちらの貨物軽自動車運送事業にあたります。

軽貨物の分類

軽貨物の分類は、陸上運送業の貨物自動車運送事業の内、貨物軽自動車運送事業という事業に分類されています。近年、増加傾向にある黒いナンバープレートの軽自動車でAmazonなどの商品を運んでいる事業者です。
ほとんどの場合は、個人事業主として業務委託の契約を結んで、軽貨物ドライバーになっているので覚えておくといいでしょう。
以上のように、貨物軽自動車運送事業は運送業の中でも、軽自動車という小型の車両を使用するため、通常の貨物自動車運送事業と比べて、小回りが効いて柔軟な配送サービスを提供することができます。