軽貨物ドライバーは、エリア内でさまざまな道を移動します。
国道のような大きな通りもあれば、すれ違うのが難しいほど狭い道もあるでしょう。

配送時間が指定されている荷物を届ける場合、時間だけでなく道路事情も考えなくてはなりません。

たとえば「通学路のため朝は通れない」「夕方になるとこの道は混む」というように、地域特有の事情を把握しておかないと渋滞に巻き込まれる恐れがあります。また、「道路の工事でいつもの道が通行止めになっている」など突発的なトラブルもゼロではないでしょう。

軽貨物ドライバーが扱う荷物の数は年々増加しています。お客様のためにも自分のためにも、道路事情を把握して効率の良いルートを計算してください。

手渡しでの宅配を希望されるお客様の場合、できるだけ一度の配達で済ませたいですよね。
渡せたときも、不在だったときも、お客様の情報を覚えるチャンスと考えましょう。「平日〇時なら在宅の可能性が高いようだ」と推測しても良いですし、お客様と話す機会があったときに「いつなら在宅していますか」と聞けばさらに確実です。

効率の良い配送のためには、ルートはもちろんですが“再配達の手間をいかに無くすか”もポイントです。お客様の情報を記憶すれば、どのルートで配送するか計画も立てやすくなって一石二鳥ですね。

お客様へ直に荷物を渡すときや、再配達の電話が来たときなど、意外に接客対応の場面は多くあります。
このとき丁寧に対応すれば、お客様に「またお願いしたい」「担当がこの人で良かった」など好意的な感想を抱いてもらえるでしょう。

また身だしなみも大切です。企業の顔としてお客様と接するのに、服はシワシワ、髪はボサボサでは恥ずかしいですよね。
軽貨物ドライバーは忙しい職種ですが、だからこそ、細かなことまできちんと気を配ってください。

軽貨物ドライバーとして、1日にどれだけ荷物を運べますか？
一般的なドライバーだと70～100個が目安ですが、ベテランだと120～150個はこなすといわれています。
担当エリアにもよるので一概には言えませんが、いずれにしても向上心は欠かせないスキルのひとつでしょう。

先輩や上司、仲間たちに、「効率よく配達するコツ」「雨の日に荷物を濡らさないコツ」「必要な荷物を見つけやすい積み方」などを聞いてみてください。きっと、目からうろこが落ちるような、思いもよらないアイデアを提供してくれるかもしれません。