軽貨物配送の安全性向上に向け、軽貨物車協議会が発足
- 2023.06.16配送コラム
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軽貨物配送の安全性向上に向け、軽貨物車協議会が発足
近年、インターネットの普及により、ECサイトを通じた通販が盛んになり、軽貨物配送の需要が急増しています。
しかしながら、軽貨物配送事故が増加傾向にあり、安全面において問題があると指摘されています。このような背景から、軽貨物車協議会が発足し、軽貨物配送の安全性向上に向けた取り組みが進められています。
・軽貨物車協議会の概要
軽貨物車協議会の概要
軽貨物車協議会は、軽貨物車を保有する企業、軽貨物車を運転するドライバー、軽貨物配送に関わる業界団体、自治体などが参加する協議会です。
軽貨物車協議会の設立趣旨は、軽貨物配送の安全性向上に向けた情報共有や課題解決を行うことです。具体的には、次のような取り組みを進めています。
•ドライバーの安全教育の実施
•車両点検の実施
•ドライバーの健康管理の支援
•軽貨物車の安全装備の整備
•自治体との協力体制の構築ドライバーの安全教育の実施
軽貨物車の運転には、適切な技能と安全意識が必要です。軽貨物車協議会では、ドライバー向けの安全教育の実施を進めています。
安全教育では、軽貨物車の運転技能だけでなく、交通ルールの遵守や安全運転の心得についても学ぶことができます。また、教育にあたっては、実際の配送現場を模擬したトレーニングなども行われていることもあります。
車両点検の実施
軽貨物車は、高速道路を含めたさまざまな道路環境で走行することがあります。
そのため、車両の点検や管理が不十分だと、思わぬトラブルや重大事故が発生する恐れがあるので日々の車両点検は欠かせません。
協議会では、軽貨物車の定期点検の重要性を啓発し、定期点検の実施を推進しています。また、点検項目や点検の方法についても指導しているので学び直しにも最適です。
ドライバーの健康管理の支援
軽貨物配送のドライバーは、長時間の運転や荷物の積み下ろしなどにより、体に負担がかかる動作が多いです。協議会では、ドライバーの健康管理の支援を行っています。
具体的には、定期的な健康診断の実施や、ストレッチや体操などの運動指導を行っています。健康なドライバーが安全に運転できるよう、健康管理にも力を入れているのが特徴です。軽貨物車の安全装備の整備
軽貨物車には、ABSやVSCなどの安全装備が必要不可欠です。
協議会では、安全装備の整備状況について調査を行い、装備の整備が不十分な場合は改善を促すことで、車両の安全性向上に取り組んでいます。自治体との協力体制の構築
軽貨物配送は、地域に密着した業務であるため、自治体との協力が欠かせません。協議会では、自治体との協力体制の構築にも力を入れています。
自治体との情報共有や、軽貨物車の駐車場所の確保など、軽貨物配送のスムーズな実施に向けた取り組みを進めています。軽貨物配送の安全性向上に向け、軽貨物車協議会が発足し、様々な取り組みが進みはじめました。
協議会に参加する企業やドライバーは、安全教育や車両点検の実施など、積極的に安全対策に取り組んでいます。また、ドライバーの健康管理や、自治体との協力体制の構築にも力を入れています。
これらの取り組みが、軽貨物配送の安全性向上につながり、事故の減少につながることを期待しましょう。