個人事業主として軽貨物ドライバーを行っている場合は、 年間で一定額以上の合計所得がある場合に確定申告が必要です。

確定申告が必要

個人事業主として働く場合、前年の1月1日から12月31日までの所得が48万円を超える場合は確定申告が必要です。所得税の計算をする場合、一定以下の所得であれば最大48万円控除できる基礎控除があるためです。つまり、収入が48万円未満であれば必然的に所得金額がゼロになるため所得税は発生しません。

確定申告には青色申告と白色申告があります。白色申告のメリットは帳簿がシンプルという点です。青色申告で申請すると節税メリットがありますが、複式簿記での帳簿が必要となります。

必要書類

個人事業主として軽貨物ドライバーが確定申告をする場合は、次の書類が必要です。軽貨物ドライバーは領収書などの書類がたまりがちなので、あまり貯めないように普段から記帳するようにしましょう。

●所得税及び復興特別所得税の確定申告書
●青色申告決算書
●収支内訳書
●領収書をはじめとして収入がわかる書類
●控除を証明する書類（医療費や生命保険控除証明書など）
●本人確認書類
●銀行口座（還付がある場合）

確定申告は収入から経費を引いた金額のことです。 つまり、経費や控除される金額を正しく 申請することにより節税につながります。申請できる経費を把握して、証明できる書類を日頃から管理するようにしましょう。

軽貨物ドライバーにかかる経費とは

軽貨物ドライバーにおいて、さまざまなものが経費になります。例えばガソリンや車のローン、オイル交換をはじめとした営業車両に関連するものは経費になることが一般的です。さらに、事務用品や仕事に関連する電話料金なども経費として申請できます。

正しく申請するために

経費を正しく申請するためには正確な記録と証拠が必要であり、適切な帳簿管理と領収書の保管は、確定申告の際に重要です。1年間まとめて書類の整理をするのは大変であるため、日頃から書類の整理や帳簿付けをするようにしましょう。日頃から確定申告に向けて準備をしていれば、確定申告への対応は決して難しいことではありません。