精密機器と一言でいっても大きさも用途も様々です。例えば腕時計やスマートフォンやタブレットそしてパソコンなどは、一番私たちにとって身近な精密機器かもしれません。

他にも医療で使用する様々な検査機器や工場などで使用する工作機械なども実は精密機器に入ります。特に医療関係の機械は人の命を左右する重要な機械なので、配送は慎重に行わなければなりません。

これらの他にも光学機器・理化学機器・半導体関連装置・コピー機などのOA機器や測定機器なども精密機器に含まれます。

精密機器の種類を見ただけでも衝撃には気を付けなければならないと感じるものですが、これらの精密機器を宅配に依頼する際の注意点がいくつかあるので紹介します。

衝撃を和らげる車両を有しているかチェック

精密機器の敵は衝撃です。特に輸送中に衝撃を受け続ける事によって、故障や誤作動を起こさないとも限りません。なので輸送する車両のタイプを必ずチェックする必要があります。

実はトラックには衝撃や傾きを和らげる「エアサス」という機能があります。エアサスはトラックが傾いた時でも荷物がバランスを崩さないよう平衡を出す装置です。

精密機器の輸送には適していますが、実はエアサス搭載の車両は4トン以上の大きな車両に多い機能です。中には特注で小さい車両に搭載している会社もあるのでチェックしましょう。

衝撃を和らげる緩衝材のチェック

工作機器や医療機器は大きな装置もあります。走行中に中の機器が動かないための固定だけではなく、緩衝材などを用いて衝撃や衝撃による変形を防止する措置を取ってくれるかを確認します。

必要に応じて緩衝材以外の固定剤を活用していればなお良いですね。依頼した精密機器に合った緩衝材を使用して、輸送する製品が傷つかないようにしてくれる業者を選びます。

ドライバーの運転技術や事故の有無をチェック

いくらエアサス搭載のトラックで、衝撃を和らげるための緩衝材や固定措置を取っても事故があったら意味がありません。梱包は会社が行っても運ぶのはドライバーです。

精密機器は非常に高価だからこそ、荷物を輸送するドライバーかどうかのチェックは必須です。事故歴や運転歴そして精密機器を輸送した実績などをチェックできれば行いましょう。

特に大きな機器は運転が荒いと遠心力がかかり、荷物が転倒してトラックが横倒しになるなどの大きな事故につながります。ドライバーの運転マナーについても注目したいですね。