【今さら聞けない】青色申告と白色申告の違いと申告方法
- 2025.01.10配送コラム
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【今さら聞けない】青色申告と白色申告の違いと申告方法
サラリーマンの方々にとってあまり関係ないと感じている方も多いかもしれませんがい知っておいて損はしないものが確定申告です。
近年ではサラリーマンを転職して、起業する方も増えていますがこんな方にこそ重要なのが確定申告です。本記事では確定申告の白色申告と青色申告について紹介していきます。
・白色申告と青色申告は何が違うのか
・白色申告と申告方法
・白色申告の白色申告のメリット
・白色申告のデメリット
・青色申告と申告方法
・青色申告のメリット
・青色申告のデメリット白色申告と青色申告は何が違うのか
初めて確定申告をする時は誰もが白色申告か青色申告かを選ばなくてはなりません。そこで聞かれるのが「青色ですか?白色ですか?」です。では二つの違いを紹介します。
簡単に言ってしまえば白色申告は簡単で比較的短時間で済みます。一方の青色申告は申告するのが細かくて大変な作業と時間がかかります。
つまり白色申告と青色申告は特別大きな違いがあるものではなく、容易か難しいかの違いしかの違いしかないのです。
白色申告と申告方法
白色申告は申告方法が非常に簡単で、初めての確定申告を受けるのなら白色申告の方が楽だと感じるかもしれません。実際に事前申請の必要がありませんし楽は楽なのです。
ただし白色申告には申告する方法が楽ではありますが、メリットもデメリットもあるのです。
白色申告の白色申告のメリット
白色申告のメリットは申告が簡単で確定申告にかかる時間も短くて済みます。特に個人事業主やサラリーマンの数万円程度の収入についての確定申告にはピッタリです。
また、白色申告には事前申請をする必要もありません。手間がかからないし帳簿付けも簡単なものでかまいません。他にも確定申告を行う際に提出する書類も青色申告より少な目です。
非常に簡単で速いので、初めて確定申告をする方は白色申告をするケースが多いかもしれません。しかしデメリットもあります。
白色申告のデメリット
白色申告のデメリットは青色申告をした場合の特典が受けられません。ただそれだけで他にデメリットがあるわけではないのです。
しかし、申告する金額が増えてくると考えるのが『節税対策』です。白色申告では節税対策はできないので、申告する収入が増えてきたら青色申告の方が良いわけです。
では青色申告とはどんな申告なのでしょうか?次の章で説明していきます。
青色申告と申告方法
青色申告は白色申告と違って申告方法が複雑になっていきます。帳簿のつけ方についてもより細かくなっていくのはもちろんですが、他にも申告書と一緒に提出する書類の数も増えていきます。
さらには白色申告には不要だった事前申請を行う必要があるため、初めて青色申告を受ける方はその複雑ぶりにビックリされる方も多いかもしれません。
では実際に青色申告のメリットとデメリットについて紹介していきます。
青色申告のメリット
青色申告メリットは節税ができる点です。65万円の青色申告特別控除の条件「1」~「5」条件を満たしていれば10万円・55万円・65万円の控除が受けられます。これが青色申告のメリットです。
ただし65万円の控除を受けるには次の条件を満たす必要があるので注意してください。
①事業所得か事業的規模の不動産所得がある。
②「1」の所得について複式簿記で記帳している。
③「2」青色申告をする際に「賃借対照表と損益計算書を貼付する。
④期限内に青色申告を行う。
⑤現金主義による所得計算の特例の選択をしていない事。
⑥e-Taxで申告するか仕訳帳と総勘定元帳を電子帳簿保存法が定める「優良な電子帳簿」として保存している。以上の条件を満たすのは難しいですが、収益が多くなれば必然的に青色申告になってくるので、自分で行うのは少し大変に感じるかもしれません。
青色申告のデメリット
青色申告のデメリットは事前申請をしなければならない点と、帳簿付けが細かくなってしまうため、毎日の事務作業が非常に手間がかかります。他にも控除額によって3種類の特別控除があります。
また、帳簿については「主要簿」と「補助簿」が必要です。主要簿は「仕訳帳」「総勘定元帳」があり、55万円や65万円の青色申告特別控除を適用する場合、「主要簿」を作成しなくてはなりません。
補助簿は補助記入帳と補助元帳があり、補助記入は現金出納帳・売上帳・仕入帳・当座預金出納帳・小口金庫出納帳・受取手形記入帳・支払い手形記入帳を作成して提出しする必要があります。
補助元帳には商品有高帳・得意先元帳・仕入先元帳・固定資産台帳などがあります。さらに青色申告をする場合は事前に税務署に申請しなくてはならないため、手間と時間がとにかくかかりがちです。
ここまで、白色申告と青色申告の違いについてと、それぞれのメリットとデメリットについて紹介しました。収入が多くなれば節税したくなるものですが、青色申告は想像以上に難しいものです。細かな記帳などの時間がない場合には、会計士などのプロに依頼して管理を任せてみるのもいいかもしれません。