利用者が急増している企業便を利用するメリット

2022.06.22配送コラム

利用者が急増している企業便を利用するメリット

ここ数年、世界情勢の変化や新型コロナウイルスなどの影響で、個人の通販の利用が増えたために運送業界では人手不足を解消するために、さまざまな配送サービスを行っています。

今回は、その中の一つである「企業便」について、わかりやすくご説明するのでぜひご活用ください。

・企業便とは
・企業便の特徴
・企業便を利用するメリット
・企業便は情報を守るのに適した配送方法

企業便とは

企業便は企業に関する荷物の輸送や本社から支社への重要な書類などを配送するために利用します。大手企業によっては自社で配送用の車両を所有し、企業内の荷物や書類の配送を行っているケースもあります。

しかし様々な理由から、自社で配送するよりも配送業者に依頼して、自社の荷物の輸送を専門に依頼する企業が増えています。

企業便の特徴

企業便は企業内の荷物を倉庫へと移動させたり支店や他の業者に輸送したりするのに活用されますが、他にも様々な利用法があります。ルート便と似たような使い方をする企業も増加しているのです。

例えば最近では、大手スーパーなどがネットスーパーの運営を行い、その配送などに企業便を利用したりしています。他にもよくある例としてはウォーターサーバーの利用者に、水の配送を行ったりもしています。

このように企業便は同企業での荷物や書類の配送だけではなく、一般の消費者の自宅への配送を行うなど幅広い活用ができる配送方法になっているのです。

企業便を利用するメリット

今や様々な利用方法がある企業便ですが、ここでは企業便を利用するメリットをご紹介します。

配送業務全てを委託できる

自社で企業便を行っているときには、配送業務に関する全ての管理を自社で行わなければなりませんが、企業便の委託を行うと全ての配送業務を委託できます。当然ですがその作業にかかっていた時間や人件費を削減できます。

それまで配送業務に関わっていた時間を別の仕事に費やせるので、企業にとっては大きなメリットです。

車両管理が不要でコストの軽減ができる

自社で企業便を行っている場合、配送に使用する車両の登録や車両にかかる費用がかかります。車両の大きさによってかかる税金やガソリン代などの燃料費や、配送を行う運転手の人件費もかかります。

こうした車両管理にかかる費用は意外と大きいものです。しかし企業便を活用することによって、これらの車両に関する費用を削減できます。特に車両は使用しなくても費用がかかりますので、これらの費用負担が軽減できるのは大きなメリットです。

荷物の量に左右されない

どんな企業でも繁忙期と閑散期があります。繁忙期にはドライバー不足の心配があり、閑散期には荷物の量が少ないので所有している車両の稼働率が下がりますが、企業便を委託すればこうした荷物の量に合った配送を実現できます。

特に閑散期には人件費の心配もありません。

企業のユニフォームや企業名をトラックに入れられる

企業便の特徴として、配送を行うドライバーに企業名の入ったユニフォームを着てもらえる点、そして企業名のステッカーなどをトラックに貼ってもらえる点です。

例えば医療機関へ医薬品を配送したり、一般の顧客に商品の定期的な配送を行う場合などに利用できます。

企業便は情報を守るのに適した配送方法

企業便の活用法はルート便と同じような使い方もできれば、外に漏れては困る重要な書類の配送にも使用できます。運送業者も情報の漏洩しないように様々な努力をしています。

しかもメリットが非常に多い配送方法です。特に自社で配送を行っている企業にとって、コストの削減にも貢献する配達方法なので、企業の間でも注目度の高い配送方法となっています。

この記事では、企業便とは何か、企業便の特徴・メリットについてご紹介しました。

企業にとっても消費者にとってもメリットの高い配送方法なので、この記事が企業便の利用を検討している方のお役に立てれば幸いです。