安定した収入を望む方に人気の軽貨物の定期便とは

2022.03.21配送コラム

安定した収入を望む方に人気の軽貨物の定期便とは

軽貨物は小回りが利くので荷主からの仕事の依頼が増えている仕事です。個人事業主として軽貨物運送業を始める方も増えています。

せっかく独立して仕事をするのならば、できれば安定した仕事量と収入が欲しいものです。そこでこの記事では軽貨物の「定期便」について、定期便のメリット・デメリット、そして定期便の仕事の探し方までご紹介します。

・軽貨物の定期便とは?
・軽貨物の定期便の特徴
・軽貨物の定期便のメリット
・軽貨物の定期便のデメリット

軽貨物の定期便とは?

定期便は見た通り、毎週または毎月定期的に発生する運送の仕事です。例えば企業から企業へと荷物の運送が定期的に行われるのも定期便ですし、企業から個人宅への定期的な運送もこれにあたります。

もっともイメージしやすいのは、毎月1回商品が届けられる定期コースなどもこれにあたります。さらに工場から店舗へ品物を納品するのも定期便の一種です。

このように毎日・毎週・毎月決まった場所から場所への運送が定期便です。

軽貨物の定期便の特徴

定期便はスポット便やチャーター便とは違い、特別単価が高いわけではありません。むしろもっとも単価が安い運送の仕事です。その理由は定期的にある程度の量の仕事を確保できるため、単価は高くはありません。

ほぼ毎日同じコースを運送するのも定期便の特徴で、一般的な運送業界ではルート配送などと呼ばれている部類の仕事です。

軽貨物の定期便のメリット

軽貨物の仕事を始めて定期便を受けるメリットについて、簡単にお話していきます。

スケジュールが組みやすい

定期便の仕事は決まった配送先が多いため、スケジュールを組みやすいのがメリットです。毎日同じ場所へ荷物を運送するケースは少なく、曜日ごとにルートを決めて仕事をします。

曜日ごとにルートが決まっていれば、あとは自宅や営業所から遠い場所から順に戻ってくるだけです。荷主とのコミュニケーションも取れるので、将来的な仕事の確保にもつながりやすいです。

安定した仕事量を確保できる

スポット便やチャーター便と違い、毎日ある程度の仕事量の確保がしやすいため、安定した仕事量を保てるのも定期便のメリットです。毎月安定した収入を期待している方には定期便をおすすめします。

ただし軽貨物で使用する車両は荷台が狭いので、定期便を受ける場合は荷物の量や荷物の重量にも気を付けなければなりません。

従業員を増やして事業拡大しやすい

定期便を扱っていると、荷主と仲良くなれる機会が増えると説明しましたが、実はこれが将来的に事業の拡大へとつながるケースが少なくありません。例えば荷主が別の荷主を紹介してくれることもあります。

仕事の量が増えれば自分の車両だけでさばけなくなり、事業の拡大を検討するきっかけになるのです。小規模でも会社を大きくしたいと考えている方にとって、定期便は魅力的なお仕事なのです。

経費の計算がしやすい

運送にかかる維持費の計算がしやすいのもメリットです。例えば曜日ごとに運送するルートの距離数が計算しやすいため、ガソリンにいくら必要なのかがわかりやすいのです。

逆に、仕事量が増えて人を雇った場合も、管理がしやすいのも定期便のメリットです。

軽貨物の定期便のデメリット

メリットばかりではなくデメリットもあります。特にチャーター便やスポット便と比べると、大きなメリットを感じにくいのですが、毎日同じルートを走って運送するので、景色に飽きるのはデメリットかもしれません。

これは定期便・ルート配送では仕方がないことでもあります。そして定期便のもう一つのデメリットは、単価がチャーター便やスポット便よりも安い点です。これ以外には目立つデメリットはありません。

軽貨物の定期便を探す方法

軽貨物の定期便の荷主を自ら探すのは非常に大変です。おすすめの方法はフランチャイズ加盟や運送業者との業務委託を狙ってください。他におすすめなのはドライバーと荷主をつなげるマッチングサービスです。

荷主を見つけて仕事が安定してきたら、荷主とのコミュニケーションを大切にしてください。やがて独立するときに仕事の依頼を受けられる可能性が高くなります。

軽貨物の定期便は突発な仕事がない分、収入がぐっと増えることは少ないですが、事業を大きくしたい方や安定した仕事と収入が欲しい方にはピッタリです。

この記事では、軽貨物の定期便とはなにか、定期便の特徴やメリット・デメリット、そして仕事の探し方についてご紹介しました。
この記事が軽貨物で定期便を受けたいと考えている方のお役に立てれば幸いです。