貨物運送には、一般貨物運送と軽貨物運送の種類の違いがあります。このうち、軽貨物運送では、三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車（125cc以上）で荷主の荷物を運びます。

軽貨物運送用車両には黒のナンバープレートがつけられていて、自家用の軽自動車と区別。つまり黒ナンバーが軽貨物用の軽自動車となりますが、黒ナンバーを取得するためには、運輸支局で手続きをする必要があります。

つまり、手続きをしないと始められない仕事なのですが、手続き自体は簡単で、費用も時間もほとんどかかりませんから、だれでも始めやすい仕事です。

ここからはこの記事の本題である、軽貨物運送で何が配送できるのかを見ていきましょう。

大型トラックでは、大きなもの、重いもの、たくさんのものを配送できます。それに対して、軽貨物運送で利用する車両では、小さいもの、軽いものなどを扱います。具体的なものについて以下で解説しましょう。

軽貨物運送では、小さいもの、軽いものを扱うと説明しましたが、それでも大型家具や大型家電くらいなら配送します。本棚やチェスト、2～3人掛けソファなどです。このくらいの荷物なら軽自動車に積み込める場合があるので、配送可能となっています。

軽貨物運送で配送してもらう荷物を段ボールに入れる人も多いですが、小型の段ボールなら60箱以上も積み込み、運ぶことができます。ビールケースで言えば、36ケースくらいでしょうか。

軽貨物運送が得意としているのが手の届く範囲の荷物。電化製品やOA機器、食料品、医薬品、生け花などです。このような荷物なら、軽自動車にもたっぷり積み込むことができ、送り先へ届けやすいです。しかも、スピード配送も可能です。

ただ、小さい荷物や軽い荷物を配送する場合は、丁寧さときめ細やかな気配りも求められます。それができる人が軽貨物運送の仕事に向いているといえるでしょう。

軽貨物運送でペットの配送を頼まれることがあります。ペットにそれなりの大きさがあり、自分で持ち運ぶのが難しい場合などは、軽貨物運送の利用が便利です。すべての軽貨物運送で扱っているわけではありませんが、ペットを飼っている方は可能かどうか問い合わせてみるといいでしょう。