軽貨物の企業便を使う最適なタイミング
- 2022.05.09配送コラム
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軽貨物の企業便を使う最適なタイミング
軽貨物にはルート便・定期便・企業便など、さまざまなサービスがあります。今回は、企業便とはなにかや企業便を利用するメリット、そしてどんな時に企業便を活用したらいいのかをお話します。
・軽貨物の企業便をざっくり解説
・軽貨物の企業便を利用するメリット
・軽貨物の企業便はこんな時に使うと便利?利用例を紹介
・軽貨物の企業便の料金相場軽貨物の企業便をざっくり解説
企業便とは何かを簡単に説明すると、配送業者が契約した企業のためにドライバーを専属として付けるサービスです。つまりそのドライバーは契約した企業のために配送業務を行います。毎回同じドライバーの方に依頼ができるので、コミュニケーションのしやすさや、取引先への安心感を与えられます。
基本的に契約した企業の専任なので、企業の一員としてお仕事をしてくれるため、配送先が変わっても柔軟に対応してもらえます。
軽貨物の企業便を利用するメリット
ここでは軽貨物の企業便の利用でどんなメリットがあるのかをご紹介します。人件費を抑えられる
軽貨物の企業便を契約すると、専属のドライバーが配送業務を行ってくれるので、自社の社員としてドライバーを雇う必要はありません。ドライバーの給料の相場は地域によって変わりますが、企業便だとドライバー1人の人件費よりも安く配送業務を依頼できます。ドライバーの人件費を抑えられるのは大きなメリットです。
もしもの事故の保障は配送業者が負担
配送する荷物がどんなものなのかによっても変わりますが、万が一事故に巻き込まれたりした場合、荷物の保障は配送業者が負担します。もし自社で輸送していて事故にあった場合だと、保険に加入していなければ全ての弁償を実費で行わなければなりません。こうした万が一の備えができているのもメリットです。
本業に時間と労力を使える
配送専用の人材がいれば別ですが、兼業の場合はどちらかの仕事がおろそかになります。軽貨物の企業便を利用すれば、本来の業務に使える時間や労力を無駄にすることもありません。ユニフォーム着用・社名を入れてもらえる
企業便を利用する側の要望があれば、自社のユニフォームやステッカーをトラックに貼ることも可能です。配送するドライバーがユニフォームを着用しているだけでも宣伝効果が期待できます。軽貨物の企業便はこんな時に使うと便利?利用例を紹介
軽貨物の企業便を利用するのはどんな時かについては、実際に利用している例を見るのが一番です。どんな時、どんな業種の企業に利用されているのかをご覧ください。リネン・クリーニング業
リネン・クリーニング業は、ホテルや病院などからシーツや布団カバーなどを回収し、クリーニングを行う工場へ輸送します。そして輸送先で荷物を降ろしたらキレイになったリネンを積んで病院へ納めます。こうした作業を行う企業では、クリーニング業務と顧客とのやり取りを中心に行い、実際に現場への回収や現場への商品の提供を行う業務は外部へ依頼しているケースもあるのです。
クリーニングといった本業に専念してより良いサービスを提供するために、時間を使いたい方や企業にぴったりなのです。
引越し業者
引越し業界でも軽貨物の企業便を活用しています。理由は繁忙期と閑散期に差があるといった理由があります。引越し業者は繁忙期は非常に忙しく猫の手も借りたいくらいです。しかし繁忙期が過ぎるとぐっと引越しの数も減るので、忙しい時期に合わせて人を雇うと、閑散期に人件費がかさんでしまいます。そのため、繁忙期に企業便を利用するわけです。
このように、人の手が足らない時期に人を雇うのではなく、企業便で専属ドライバーを追加すれば、人件費を上手に抑えて利益を上げられます。
食品産業
食品を加工する工場と小売店とのやり取りをする場合にも企業便が活用されています。大手スーパーやデパートの場合だと大型トラックで一度に輸送できますが、小さな小売店だとそうはいきません。そこで軽貨物の企業便です。小回りが利くので小さな村や町にも商品の出荷ができます。
一般企業
企業間で書類のやり取りをするケースにも活用されています。本店から支店へと書類を送るのに、郵便やファックスを使うのは時間やコストがかかるケースもあります。そんな時には企業便を上手に活用します。曜日を決めて書類のやり取りを行えば、まとめて書類が届き作業の予定も立てやすくなります。
軽貨物の企業便の料金相場
企業便の利用料金は、荷物の量・荷物の大きさ・輸送距離・輸送頻度で料金が変わってきます。といっても車両にはそれぞれ輸送できる重量が決まっているので、多くは時間と距離で料金を決めている企業が多いです。相場は2時間 30kmで7,000円、4時間 50kmで10,000円、8時間で100kmで18,000円くらいです。
ここまで、軽貨物の企業便とは何か、企業便を利用するメリット、そしてどんな時に企業便がおすすめかについて、簡単ではありますが説明しました。輸送コストや人件費を削減して、本来の業務に集中したい方は、今後、ぜひ軽貨物の企業便の利用をご検討ください。この記事がその助けになれば幸いです。