軽貨物運送業における研修とは?研修を受ける重要性について
- 2022.05.23配送コラム
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軽貨物運送業における研修とは?研修を受ける重要性について
ネットショッピングの利用者の増加を受けて、近年軽貨物運送業のドライバーは引く手あまたです。労働環境の整備も進んでいることもあり、働きやすい職場にもなっています。
そのため、軽貨物ドライバーを目指す人も多くなっていますが、業務にあたっては普通研修を受けます。研修で、軽貨物配送の手ほどきを受けるのです。
そこで今回は、軽貨物ドライバーの研修とはどういうものかを見て、その重要性について考えてみたいと思います。
・軽貨物ドライバーの研修とは
・軽貨物ドライバーの研修を受ける重要性軽貨物ドライバーの研修とは
まず、軽貨物ドライバーの研修とはどのようなものなのかから解説しましょう。軽貨物配送の基礎を学ぶ
軽貨物ドライバーの研修では、まず軽貨物配送の基礎を学びます。未経験から始める人も多い職種ですから、基本的なノウハウを伝授してもらいます。内容としては次のようなものです。
・営業ナンバーの取得方法
・電話対応
・業務の進め方
・配送ルート
・住所表示の見方
・マンションでの納品の仕方
・安全運転
・顧客対応
・営業方法
・収益の得方
・独立する場合の心構え業者によっても研修内容は異なりますが、どこでも業務を開始する上で最低限必要な情報は得られます。
現場で回りながら研修を受ける場合も
軽貨物ドライバーの研修はクラスやオンラインで受ける場合もありますが、現場で回りながらというケースもよくあります。先輩ドライバーの横に座りながら、実践を通して学んでいくのです。企業研修のほかに学校研修もある
軽貨物ドライバーの研修は企業が実施することが多いです。正社員になってもらうか、業務委託で仕事をしてもらうかの別はありますが、いずれの場合も研修が行われます。一方、数はあまりありませんが、軽貨物ドライバーの学校や勉強会もあります。そこでも研修が受けられるようになっていて、軽貨物ドライバーの基礎が学べますよ。
軽貨物ドライバーの研修を受ける重要性
軽貨物ドライバーを始めるにあたって必要なのは軽貨物自動車と駐車場だけ。普通免許さえ持っていれば、だれでも始められ、研修を絶対に受けなければいけないということもありません。しかし、実際には研修は非常に重要で、未経験から研修なしで軽貨物ドライバーの仕事を始めるのは難しいです。そこで、研修の重要性についていくつかの観点から確認してみましょう。
時間を短縮させる方法が分かる
軽貨物ドライバーの仕事では、配達時間がどれくらいになるかは大きなポイント。多くの荷物をできるだけ効率よく配送しなければいけませんが、その方法を学べるのが研修です。ルートの回り方や各家庭での住所確認の方法、スムーズな運転の仕方などを研修で教えてくれるので、それに従えば、配送の時短ができます。配送が時短になれば、仕事に余裕もできるし、休憩も取りやすくなります。また、収益アップも狙えるなど、メリットも大きいです。
モチベーションを高める機会になる
軽貨物ドライバーの研修は新人だけでなく、ある程度経験を積んだ人が受けることもあります。そのような人にありがちなのが、仕事のマンネリ化による倦怠感。モチベーションが下がっていくのです。ところが、研修を受けなおすことで、また仕事に新たに取り組む気も生まれ、モチベーションも高まります。また、新人にとっても、研修で「やるぞ」という気合も生じ、新鮮な気持ちで仕事に臨めるようにもなるでしょう。
直接質問ができる
軽貨物ドライバーの仕事を始めようと思っても、いろいろな疑問がわいたり、不安を感じたりすることもあるでしょう。その場合、研修を受けていないと、自分で解決法を見つけなければいけなくなることもあります。一方、研修を受けていれば、先輩ドライバーや講師の方に直接質問ができます。その質問に対して適切な答えが返ってくれば、貴重な情報になるでしょう。
人脈ができる場にもなる
軽貨物ドライバーの仕事は、孤独な部分が多いです。会社に帰れば、最低限の付き合いはありますが、それほど深い関係にはならないかもしれません。ところが、研修に参加すれば、そこから人脈を築ける場合もあります。そこで関係を持った人が、将来独立した時の大事なビジネスパートナーになる可能性もあります。
軽貨物ドライバーになるのは簡単、軽貨物自動車と駐車場を用意するだけ。普通免許を所有していれば、ほかの資格は必要ありません。とはいえ、未経験から始めるとなると、わからないことも多いもの。手ほどきをしてくれる人が必要になります。その手ほどきをしてくれる場が研修。研修で必要な情報が得られます。
これから軽貨物ドライバーを目指す人は、企業や学校の研修を受けて、基礎を学んで、業務に大いに活かしてください。