早速、軽貨物のハンドキャリー便について解説します。

軽貨物の配送というと、トラックやバイクに乗って行う、または飛行機などに乗せて運送するというパターンがよくあります。利用したことがある人も多いでしょう。

一方、ハンドキャリー便では、配送スタッフが手荷物として荷物を配送、届けます。スタッフは荷物を預かったら、そのまま新幹線や飛行機などの公共交通機関に搭乗し、目的地にまで行って、手ずから荷物を送り先へ渡すのです。

軽貨物のハンドキャリー便というと、国内需要も多いですが、海外に向けたサービスもあります。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、南米など世界各地へ荷物を運んでもらえるだけでなく、各国語を話せるスタッフが担当する場合があります。

ハンドキャリー便では、配送スタッフが荷物を預かって、公共交通機関を使って、現地まで行き、直接荷物を届けます。これが普通のパターンですが、このほかに引き取り時や納品時だけ、バイク便やトラック便を利用することもあります。

つまり、組み合わせということになりますが、これもハンドキャリー便の一種です。

軽貨物のバイク便やトラック便、飛行機便ではなく、ハンドキャリー便に依頼をするメリットはどこにあるでしょうか。考えてみましょう。

小荷物を自分が住んでいる、あるいは勤め先から、同じ都道府県か近い地方に配送するのなら、バイク便やトラック便で早くできます。

しかし、遠方の地方への配送ともなると、そう行かないのが普通。間に合わないこともあります。

そこで利用したいのがハンドキャリー便で、配送スタッフが荷物を抱えながら、新幹線や飛行機に乗って直接届け先へ届けてくれます。このほうがバイクやトラックでの移動よりもスピーディーで、早く荷物が配送できます。

飛行機や新幹線の貨物便で荷物を配送するという方法もありますが、荷物を搭載できる便が出発するまで時間がかかります。予約時に適当な便を探して、その便の出発時間まで待たなければいけないのです。

その点、ハンドキャリー便なら、当日の一番早い便にスタッフが乗って、目的地に向かうことができます。つまり、最も短い時間で荷物の配送ができるということです。

緊急で荷物を配送してほしいという場合は、通常の配送方法では対応しにくい場合があります。そんな緊急事態に対応できるドライバーや車両の確保が難しいのです。軽貨物配送では普通多くの荷物を運ぶので、一人一人に対応するのが困難な場合もあります。

一方、ハンドキャリー便では、スタッフが荷物を1件1件運ぶので、緊急対応がしやすくなっています。急ぎでこの書類を○○県の○○社に届けてほしいという場合でも、対応可能です。

ハンドキャリー便というと、1回だけ利用というパターンを思い浮かべる人もいるでしょうが、定期的な配送をしてくれる業者もあります。
週1回や月1回など、決められた日にちだけ依頼することも可能です。融通も利きやすくなっています。