一般貨物配送と軽貨物配送の違いは?軽貨物配送を依頼するケース

2022.07.01配送コラム

一般貨物配送と軽貨物配送の違いは?軽貨物配送を依頼するケース

荷物の配送方法にはメッセンジャー便やバイク便、大型配送便にいたるまでさまざまな種類があります。

そのなかでも区分として違いがわかりにくいとされているのが、一般貨物配送と軽貨物配送です。違いについて詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで、この記事では、一般貨物配送と軽貨物配送の違いについて紹介します。
軽貨物配送を依頼するケースについても紹介しているので、配送を利用する機会の多い人はぜひ、ご参考にしてください。

・一般貨物配送と軽貨物配送は車種が違う
・一般貨物配送と軽貨物配送の特徴

一般貨物配送と軽貨物配送は車種が違う

結論として、一般貨物配送と軽貨物配送は車種が違います。

一般貨物配送の際に使用する車のナンバーは緑ナンバーとなり、街でよく見かける大型トラックを使用した配送がメインになります。

軽貨物配送の車のナンバーは黒ナンバーとなり、軽自動車やバイクを使用した配送がメインです。

このように、車種の違いによって配送種類が区分されています。

一般貨物配送と軽貨物配送の特徴

それでは、それぞれの配送種類にはどのような特徴があるのでしょうか。

一般貨物配送

一般貨物配送には軽自動車を使用することはできません。
また、開業して事業として成立させるのにも3ヶ月程度の時間がかかります。

事業所を設置するのにも以下のような細かなルールが設けられています。

・5台以上の車両の用意
・5人以上のドライバーと運行管理者および整備管理者の用意
・駐車場の確保

多くの条件をクリアしなければならないため、準備に時間がかかってしまいます。

しかし、一般貨物配送であれば大型トラックを使用できるため大量の荷物を配送することができます。

さらに、長距離用トラックもあるため、遠方で長時間の配送にも対応可能です。
そのため、企業配送として利用することも多いでしょう。

軽貨物配送

逆に軽貨物配送はネットショッピングの商品や、個人間の荷物の配送として利用することが多いです。

比較的、開業も簡単で難しい条件もありません。
必要書類があれば2日程度で開業することができて、個人事業主として車両1台で営業可能です。

ただ、使用できる車両が軽自動車やバイクに限られてしまうため、配送できる荷物にも限りがあります。

しかし、軽貨物配送にはフリーランスや個人事業主が多く時間に縛られず柔軟に対応できるため、緊急性の高い配送に向いています。

また、コンパクトサイズの軽車両を使用するため小回りが効き、道の狭さや場所に左右されることなく配送をおこなえます。

一般貨物配送と軽貨物配送にはそれぞれ、特徴に違いがあることがわかりました。

開業のしやすさにも違いがあり、時間やコストも異なります。
開業する際には、必要書類や人員を事前に確認しておくといいかもしれません。

また、緊急配送の場合には、軽貨物配送を依頼するといいでしょう。
時間に融通が効きやすいので、スポット対応もしてくれることが多いです。

目的に合わせた配送方法を選択して、効率的に荷物を配送してもらいましょう。