【超重要!】軽貨物事業のネットワークの大きさと広げ方
- 2022.08.01配送コラム
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【超重要!】軽貨物事業のネットワークの大きさと広げ方
ここ数年の間にネット販売事業の多様化や新型コロナウイルスの影響で、運送業界では慢性的なドライバー不足に陥っています。
特に軽貨物は需要が高く参入者も増えていますが、軽貨物事業はネットワークが重要です。この記事では軽貨物事業においてのネットワークの重要性をご紹介します。
・需要が高まり続ける軽貨物事業の背景
・増え続ける軽貨物事業への個人事業主の参入
・軽貨物事業だけじゃない!個人事業主の問題点
・軽貨物事業に欠かせないのがネットワーク
・個人事業主がネットワークを大きくするためには需要が高まり続ける軽貨物事業の背景
軽貨物の需要が高まっている理由は冒頭で触れたように、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で起こったこと、そしてインターネット上で扱われる商品の多様化によって、通信販売を利用する方が増えたためです。特に自宅で仕事を行う、在宅ワーク・テレワークが増えたため、必要なものはインターネットを活用して購入する方が増加したのも、軽貨物事業を始め運送業界が忙しくなった理由です。
中でも軽貨物事業の需要が高くなり続けている理由としては、一般家庭への配送業務が激増したため、小回りの利く軽貨物の利用者が増えています。しかしドライバーには限りがあるため、新規参入者が必要になっているのです。
増え続ける軽貨物事業への個人事業主の参入
急増している軽貨物事業への参入者は、法人化した企業もありますが、実は増えているのは企業だけではなく個人事業主も同じです。個人事業主の参入が増えた理由は他の個人事業主と変わりはありません。自分に合った時間に仕事ができる点や、稼ごうと思ったらいくらでも稼げると考えられている点です。他にも自分で仕事を管理して行えば、他人と一緒に仕事をしなくて済むといった点もあげられます。
しかし、一方で個人事業主ならではの問題点がいくつかあるのも事実です。
軽貨物事業だけじゃない!個人事業主の問題点
個人事業主の問題点はひとつではなく、いくつもあるものなので、ここでは問題点をご紹介します。問題点1:開業手続きをしなければならない
まずは軽貨物事業に参入するにあたって、個人事業主として開業手続きをしなければなりません。開業手続きは法人化よりも簡単にできますが、正しい手順で登録できなければ開業までに時間がかかってしまいます。開業手続きは自らも行えますが、手続きが面倒だと感じる方は専門家に依頼するのもおすすめです。ただし、依頼するためには費用が別途かかるので、費用の面も考慮して依頼するのをおすすめします。
問題点2:仕事を自分で確保しなければならない
個人事業主として軽貨物事業を行う場合、仕事の確保は自分で行わなければなりません。実は個人事業主として成功するかどうかはここにかかっています。つまり最も重要なのが仕事をいかにして確保するかで、仕事の量を確保するために重要なのがネットワークをいかに築きあげるかです。
問題点3:車の確保・維持費がかかる
軽貨物事業を行うためには車両が必要なので、車両の確保のための費用がかかります。軽貨物事業に使用する車両は「軽バン」「軽トラック」が一般的です。いずれかの車両を購入して登録してください。また、車両には保険料や重量税などの維持費がかかるだけではなく、ガソリンなどの燃料費も必要です。これらの経費も全て自分で賄わなければなりません。
問題点4:確定申告を行わなければならない
個人事業主は確定申告を行います。毎年2月15日から3月15日までの間に確定申告を行うのですが、慣れない内はやり方が複雑で面倒に感じるかもしれません。もし申告が大変なら白色申告が簡単です。しかし白色申告だと簡単ですが、青色申告のような免除を受けられません。少し面倒かもしれませんが、軌道に乗ってきたら青色申告を行うのがおすすめです。
軽貨物事業に欠かせないのがネットワーク
問題点を4つほどご紹介した中で、最も重要なのがネットワークだと説明しましたが、これにはちゃんとした理由があります。個人事業主は自分の力で仕事を確保します。待っていても仕事はきません。ネットワークを一度築いてしまえば、ある程度の仕事量を確保できますが、それまでは自らネットワークを広げていく必要があるのです。
特に運送業界では、仕事がまじめで頼んだ仕事をきっちりとこなしてくれるドライバーは、ドライバーの間だけではなく企業の間でもすぐ噂になります。
なので、まずは一番最初のネットワークを作るきっかけが重要なポイントとなるのです。
個人事業主がネットワークを大きくするためには
軽貨物事業で個人事業主がネットワークを作り、そのネットワークを大きくするための方法を2つご紹介します。配送業のマッチングサイトを利用する
ひとつめが配送をお願いしたい荷主と、荷物を輸送してくれるドライバーをつなぐ、マッチングサイトを利用する方法です。最近ではインターネット上でドライバーを探している企業を紹介しているサイトが増えています。このサイトを利用すれば、自分が担当できる地域で募集している企業を探せます。応募に対して募集を行い、条件などを相談しながら話を進め、依頼を受けたら仕事ができるシステムです。
荷主の仕事を丁寧に行えば、次の仕事の確保にもつながります。一社だけではなく数社と契約ができれば、そこからネットワークを広げていけるので、上手にマッチングサイトを利用してください。
求人サイトを利用する
意外と多いのが求人サイトで軽貨物事業を行う個人事業主の募集です。日本全国に対応している求人サイトが多いので、自分の配送可能地域の軽貨物事業者の募集から応募します。もしも自分が担当できるエリアの募集が見つからない場合には、地域限定の求人サイトを利用してください。
配送先で出会う他のドライバーと仲良くするのも良い
どんな方法でも(マッチングサイト・求人サイト)一度仕事をもらえたら、全力で対応するのをおすすめします。その一回の仕事のやり方で次の仕事を出すか出さないかが決まるからです。そして実は、配送先で出会う他のドライバーがいたら、そのドライバーと仲良くなるのも重要なポイントです。なぜなら、そのドライバーから仕事の話が出る可能性もあり、企業に紹介してもらえる可能性もあります。
意外なことに、こうしたドライバー同士の紹介で仕事が増えたり、専属ドライバーになれたりするのも軽貨物事業の業界のおもしろいところです。
この記事では、軽貨物事業に個人事業主として参入する方に重要なのが「ネットワーク」であると紹介しました。ネットワークの作り方は誰にでも共通していますが、そこからネットワークを広げるのが重要です。この記事が、個人事業主で軽貨物をやろうと考えている方のお役に立てれば幸いです。