大手企業が自社配送を運送会社に委託する最大の理由はコストがかかるからです。企業にとって全体の売上とコストの収支のバランスは非常に重要な問題で、できるだけコストを削減して利益を上げるのがベストです。

コストを削減する場合、一番最初に浮かぶのが人件費の削減です。悲しい事に人件費が最もお金がかかるので仕方がないのかもしれません。そんな中で自社配送をやめて委託する企業が増えてきているのです。

実は大手企業で自社配送をなくす理由には、多くの企業が納得する大きなコスト削減を可能にするからなのです。

なぜ自社配送の経費は高いのでしょうか？簡単にいえばランニングコストが高いからです。配送のためだけに人材を雇い、配送するために車両を何台も保有します。配送するためには燃料費が必要になるのです。

さらにトラックなどの車両は事故防止のためにもメンテナンスを行い、部品の交換や車検を受けなくてはなりません。他にも車両には保険をかける必要があります。1台でも年間のコストは高いのに、数台持っていれば台数分のコストがかかるのです。

荷物の量や配送の頻度や距離にもよりますが、維持費と人件費がかなりの出費につながっているのはまぎれもない事実なのです。

運送会社の企業便に注目が集まっている理由は、これまでかかっていた車両に必要なコスト、ガソリン代などのランニングコストそして人件費の問題を、一気に減らせられるからなのです。

そして何よりも運送会社は運転のプロが荷物を輸送します。ドライバー教育もしっかりとされていて、プロとして任された仕事をきっちりと行います。万が一の事故が起こった場合の対処も運送会社が行います。

そのため荷主は運送費だけを支払えばいいのです。これが運送会社の企業便に注目が集まり、利用者が増えている大きな理由となっています。

企業便は一般的な運送の依頼とは違うため、依頼する企業のユニフォームを着用してもらったり、企業のロゴをトラックに掲載してもらったりできます。

依頼する荷物の量に応じてピッタリのサイズのトラックで輸送してもらえるので、食品関係の企業が定期的に移動販売を依頼したり、保冷車や冷凍車で契約してお弁当の販売なども行えます。

こうした依頼ができるのも企業便だからこそです。運送会社ではできるだけ依頼主の要望に応えるべくサービスを拡大しているので、自社配送以上のクオリティを求められます。

ご紹介したように、近年では企業が自社配送をやめて運送会社に依頼する理由をご紹介しましたが、企業便は活用方法が無限に広がります。アイディアさえあればコストを抑えて輸送が可能です。

ぜひこの機会に運送会社の企業便の活用をご検討ください。自社配送をしていたときのコストを激減させて、本来の業務で利益を出してください。