雨の日のトラブルに軽貨物ドライバーが気を付ける5つのこと

2022.09.14配送コラム

雨の日のトラブルに軽貨物ドライバーが気を付ける5つのこと

雨が降ると事故が多発します。日本全国で活躍する軽貨物ドライバーは、プロとして事故やアクシデントを回避する必要がある!

そこで本記事では雨の日のトラブルと対処法をご紹介します。

・雨の日は軽貨物に限らずトラブルが急増する
・雨の日によくあるトラブル
・雨の日のトラブルを防ぐには
・万が一のときには焦らず対処する

雨の日は軽貨物に限らずトラブルが急増する

晴れた日のドライブは快適で、トラブルもそれほど多くはありません。しかしいったん雨が降ると軽貨物に限らずトラブルが急増します。これは注意していても起こる可能性が高い問題でもあります。

しかしドライバーとして活動している方が、雨が原因でトラブルに巻き込まれてしまうと、仕事に支障が出てしまいかねません。そこで本記事では、雨の日の軽貨物ドライバーが気を付けるトラブルについてご紹介します。

雨の日によくあるトラブル

まずは雨の日によくあるトラブルについてご紹介します。

軽貨物ドライバーに限らずドライバーの方々にも起こりうる問題なので、ぜひ参考にしてください。

スリップ事故

雨の日に気を付けたいのはスリップ事故です。スリップ事故の原因はスピードの出し過ぎによって、タイヤが水たまりの上を滑ってしまうために起こります。特にカーブや交差点などで起こりやすいです。

また、雨の日に有料道路を使って荷物の配送を行う場合にも、スリップ事故を起こす可能性があるため、気を付けなくてはなりません。

軽貨物ではあまりありませんが、軽トラックなどの平ボディの場合だと、空荷の状態は特にスリップを起こしやすいため、事故を起こさないように気を付ける必要があります。

荷物の水濡れ

軽貨物で運ぶ荷物には個人のご家庭への配達もあります。特に個人事業主の場合は個人宅への配達が多いため、雨の日の箱が濡れるとクレームにつながります。

自然現象なので仕方がないと考える方もいるかもしれませんが、中には箱が濡れていただけで使う気がなくなった!返品するといった行動を取る方もいるため、信頼にも関わってきます。

そのため雨の日の水濡れには気を付けて配達を行う必要があります。

伝票の水濡れ

企業に荷物を輸送する場合、荷物がどこからどんな荷物がいくつ送られてきたのかがわかるように、伝票を一緒に輸送します。雨でその伝票が水濡れをしてしまうと、内容が消えてしまうこともあります。

それがクレームにつながる可能性もあります。伝票で荷物が管理されている場合は特に雨に濡れてしまわないような工夫が必要になるのです。

荷物の配送遅れ

雨の日は普段徒歩や公共の交通機関を利用している方が、自分の車を使って移動するケースが増えます。そのため普段は混雑しない道路でも、交通渋滞が起こらないとも限りません。

すると荷物を予定通りに届けられず、配達の遅延トラブルが起こる可能性があります。雨の日は交通渋滞にも気を付けなければトラブルの原因になりかねないのです。

風邪などの体調不良

雨の日のトラブルの一つに体調不良を引き起こすといった問題があります。雨に濡れた状態で車に乗ると、蒸れて窓が曇ってしまうため、エアコンを使って曇らないようにするドライバーも多いです。

すると、想像以上に身体が冷えてしまい風邪を発症したり、冷えによる体調不良を引き起こす原因にもつながります。

雨の日のトラブルを防ぐには

雨の日のトラブルを防ぐためにはどんな予防や対策をとればいいのか、いくつかの対策をご紹介します。
ぜひお役立てください。

交通渋滞対策として時間に余裕をもって配送する

雨の日は交通渋滞が起こりやすいのは一部ではなく、日本全国で起こり得る話です。対策は早めに仕事を始めるしかありません。時間に余裕を持って仕事をすれば雨によるトラブルは解消できます。

また、あらかじめ雨が降ったら渋滞しやすい場所を知っておき、その道路を避けたり通る場合には渋滞の時間も考慮すれば遅延トラブルになりません。

スリップなどの事故には安全運転の徹底を行う

雨の日のスリップ事故の原因はタイヤの溝が関係しています。タイヤの溝が深いとタイヤと路面が接した際の水をかき出せますが、溝が浅いとかき出せずスリップしやすくなります。

スリップ事故は大きな事故につながるため、定期的にタイヤの溝の深さをチェックし、早めにタイヤの交換をしてください。また、スピードの出し過ぎや急ハンドル・急ブレーキもスリップの原因になります。

安全な速度を守って荷物の配達を心がければスリップ事故は最小限に防げます。

荷物や伝票の水濡れにはビニール袋を用意する

荷物や伝票が雨に濡れるのを防ぐには、ビニール袋を用意すると水濡れ防止につながります。特に軽貨物の場合は輸送できる荷物の大きさがある程度決まっています。なので、数種類の大きさのビニールが必要です。

最近は100円ショップなどで安くビニール袋が手に入るので、雨の日のために準備しておくとトラブルになりません。また、体調不良を引き起こさないためにも、タオルや着替えを用意しておくのも忘れずに!

万が一のときには焦らず対処する

どれだけ準備していても、自分がどんなに注意していても、雨の日のトラブルをゼロにするのは難しいです。そのため万が一を考えて仕事に集中するのも大事です。

もしものことを考えて行動していれば、万が一が起こってしまった場合にも焦らずに対処・対応が可能です。一つ良い事は、もしもトラブルが起こってしまったときに、焦らず対処ができたら決して悪くは言われない点です。

むしろ何かがあってもちゃんと対応してくれるドライバーとして認めてもらえる可能性があるからです。

ここまで、雨の日に軽貨物ドライバーが遭遇する可能性のあるトラブルと、トラブルを予防するための方法についてご紹介しました。

常にプロの意識を持って万が一の対処を考えつつお仕事を頑張ってください。