軽貨物のラストワンマイルの重要性をわかりやすく解説
- 2022.10.03配送コラム
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軽貨物のラストワンマイルの重要性をわかりやすく解説
配送業界はここ数年の間に様変わりしてきました。この記事では、特に注目度が上がっている軽貨物のサービスの質と、軽貨物に求められる配送の質の向上についてご紹介していきます。
・年々仕事量が増え続ける配送業
・ラストワンマイルとは?
・軽貨物においてのラストワンマイルの重要性年々仕事量が増え続ける配送業
ここ数年の間に、実店舗でのショッピングを楽しむよりも、楽天やAmazonといったECサイトでショッピングを楽しむ方が増加傾向にあり、その背景には新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響しています。そのため、一部の実店舗や企業がマイナスの影響を受けているようですが、その一方で運送業界では逆に利用者が増加し、しのぎを削っている状態になっています。そして配送業者に求めるサービスの質も変わっているのです。
中でも注目度が高い軽貨物のラストワンマイルの重要性をご紹介します。
ラストワンマイルとは?
まずはラストワンマイルとはどんな意味があるのかについてご紹介していきます。実は通信業界の使っている言葉だった
ラストワンマイルと聞くと、あと1マイルとか最後の1マイルといった意味で捉える方も多いかもしれませんが、運送業界においてのラストワンマイルは別の意味で使われています。もともとこのラストワンマイルとは、通信業界などで使われてきた言葉で、利用者が使えるようになるまでの、最後のひと手間を表現するために使われている言葉なのです。
たとえば、インターネットの回線の本線を特定の地域に構え、そこからユーザー(契約者)の自宅まで配線するときに、ラストワンマイルといった使い方をします。
実は、意外と分岐点や中継地点まで配線するのは簡単だけど、そこから個別に配線するのが実は一番大変で手間がかかる作業なのです。この作業の効率化のための対策が「ラストワンマイル」の意味になります。
軽貨物・配送業界でのラストワンマイルとは
ラストワンマイルは、いかに効率よく仕事をするかの対策を意味するので、どの業界でも使われる言葉ですが、軽貨物や配送業界にとってのラストワンマイルとは、荷物を受け取る人に届ける課程のことを刺します。例えば大きな配送会社なら、工場から荷物を受け取り中継地点に輸送します。このときの駐停車・積み込みの方法・道路の選択・荷物の荷降ろしまでの課程をラストワンマイルと言います。
そこから軽貨物や小型トラックを活用し、小さな店舗や個人宅へと荷物をそれぞれ輸送しますが、軽貨物や小型トラックでは、集荷先までの駐停車・積み込み・移動、そしてお客様への手渡しが終了するまでを刺します。
では次に、軽貨物でのラストワンマイルの重要性についてわかりやすく説明します。
軽貨物においてのラストワンマイルの重要性
軽貨物においてのラストワンマイルは、集荷からお客様の元に無事配達するまでの工程です。中には無事に仕事が終わって自宅に戻るまでを、ラストワンマイルと考える方もいるかもしれません。ラストワンマイルをしっかりと決めておけば、荷物の集荷にかかる時間の削減や、配達先までスムーズに運転でき、荷物の紛失・破損・汚れなどを防げます。実はこうした問題はトラブルに発展し、効率を下げる要因なのです。
そしてラストワンマイルで対策ができていれば、効率が上がる以外にも安全面への配慮ができ、軽貨物業界のイメージも上がり、仕事の量も安定して収入につながっていくのです。
こうした理由から、軽貨物においてのラストワンマイルの重要性は高まっているのです。
以前は運送会社ごとに対策をしていましたが、近年ではラストワンマイル対策を、業界全体で行う動きが出ています。そこで2018年にラストワンマイル協同組合が発足しました。この協会では、増え続ける軽貨物の利用者によって、一人のドライバーの負担を全体で補い、円滑に配達作業ができるように、軽貨物の今の課題をいい方向へと変化させるべく、対策を提案しています。
今後、軽貨物事業への参入を検討している方は、ぜひこの機会に「ラストワンマイル協会」や「ラストワンマイル」について考えてみてください。この記事がそのお役に立てれば幸いです。