【事故防止】軽貨物ドライバーの眠気対策を公開!

2022.10.05配送コラム

【事故防止】軽貨物ドライバーの眠気対策を公開!

軽貨物に限らずすべてのドライバーは、常に安全を意識して運転しなければなりません。運転中の眠気はさまざまな要因によって引き起こされます。しかし事故を起こしてからでは遅いのです。

そこで本記事では、ドライバーの眠気の原因・居眠り運転の危険性・眠気対策をご紹介します。

・ドライバーが眠気と戦わなければならない理由
・居眠り運転の危険性と代償
・運転中に眠気が起こる3つの原因
・ドライバーにおすすめの眠気対策

ドライバーが眠気と戦わなければならない理由

当たり前の話ではありますが、車の運転をしているときに眠気を感じた経験を持つ方は多いです。眠気の強さにも関係しますが、居眠り運転による事故を起こしてしまった経験を持つ方もいるかもしれません。

日常的に長時間運転をしない方にとっては、頻繁に眠気と戦わなければならないとは限りませんが、軽貨物を含むトラックドライバーにとって、常に眠気との戦いをしなければなりません。

なぜならば、ドライバーは毎日長時間運転をしなければならないからです。万が一居眠り運転で事故を起こすようなことがあれば、商売道具でもある車を失いかねません。

荷物を積んでいればその荷物にも危険が及び、事故によっては仕事を失いかねません。もしも居眠り運転を起こしたら、どんな損失があるのかを知るのも重要です。

居眠り運転の危険性と代償

軽貨物だから荷物は大型トラックよりもだいぶ少ないかもしれませんが、お客様にお届けする大切な荷物を失いかねません。もしも運んでいる荷物の中に、高額な商品でも入っている可能性もあります。

まず、居眠り運転で事故を起こした場合、お客様の荷物を破損する可能性は否定できません。そうなれば弁償をしなければなりませんが、保険に加入しているからと安心はしていられないのです。

事故の内容によっては保険で補償ができない可能性もあります。さらに経営者としての信頼を失いかねません。仕事を失う可能性も大きいのです。

さらに事故によって車両の破損が考えられます。万が一廃車にでもなったら仕事ができないので、新しい車両を購入する必要もあります。自分もケガをする可能性だってあるのです。

このように、居眠り運転は命を失ったり、誰かの命を奪う可能性があったりします。

運転中に眠気が起こる3つの原因

運転中の眠気はどうして起こるのでしょうか?恐らく経験者は原因がわかっているかと思いますが、眠気が起こるいくつかの原因をご紹介します。

睡眠不足が原因で起こる

睡眠不足は眠気を起こす原因としてはポピュラーな原因です。なんらかの事情で前日に睡眠が十分とれないまま仕事をすると、足らない睡眠をとろうとするので眠気が襲ってきます。

たとえいつも眠気を感じない時間帯だとしても、突然眠気が襲ってくるのが特徴です。しかも睡眠不足による眠気は、脳が指令しているのであらがいにくいのも特徴の一つです。

また、寝る時間が不規則になると、体内時計が狂ってしまい、とんでもない時間に眠くなってしまうケースもあるのです。

常日頃の疲れの蓄積で起こる

運送会社でお勤めの方なら定期的に休みを取っているかもしれませんが、自営業で軽貨物を行っている方の場合、休みを不定期にとっている方もいるようです。

こういう場合には毎日の疲れが蓄積しやすいため、常に疲れが蓄積している状態のケースも多いです。疲れを蓄積した状態で運転をすると、どうしても眠気が襲ってくるようです。

前日お酒を飲んだ

前日に深酒してしまった翌日は、運転に支障が出る眠気を感じるケースもあります。夜遅くまでお酒を飲んで仮眠をとっていても、十分な睡眠をとれない可能性があるのです。

休日だからといって、あまりお酒を飲んで羽目を外さないように気を付ける必要もあります。

ドライバーにおすすめの眠気対策

配送中の眠気を感じたら、事故防止のためにいくつかの方法で眠気をなくす方法があります。ここでは眠気対策をご紹介していきます。

物理的な刺激を与える眠気対策

運転中はほとんど物理的な刺激が起こりません。体に物理的な刺激を与えれば覚醒するので、車を安全な場所に停車してから軽くストレッチをするだけでも眠気対策は可能です。

ウェットティッシュがあれば、顔を拭いたり首筋を拭いたりするのもおすすめです。また、運転中でどうしても停車が難しい場合には、歌を歌ったり大きな声を出すのもおすすめします。

食べ物や飲み物での眠気対策

ガムを噛むと、物理的な刺激とガムの風味による刺激で睡魔から逃れられます。最近では刺激の強いガムも多く販売しているので、眠気防止と記載されているガムを選ぶのがおすすめです。

タブレットタイプなら、プラスチックのケースに入っている状態で販売されているので、車内に置いておいてもいいですね。また、コーヒーなどのカフェインを飲む方が多いです。

しかしコーヒーのカフェインは飲んでから30分くらいで効果があらわれ始めます。しかも短時間でその効果が消えてしまうので、できたら抹茶入りのお茶がおすすめです。

飲んでゆるやかに効きはじめ、長時間その効果が持続します。これなら糖分を心配する方にもおすすめです。

新鮮な酸素を車内に取り込む

人は酸素が不足すると眠気を感じます。そのため定期的に窓を開けて換気を行ってください。新鮮な空気が入ってくれば酸素が十分に供給されるので、眠気が覚めてくれます。

他にも居眠り対策システムを搭載している車を使うのもいいですね。しかし全ての車両に搭載しているものではないので、非現実的かもしれません。

事故を起こさないように居眠り運転防止策はいくつもあるものですが、確実に眠気を飛ばせるほどの効果があるものは実は存在していないのです。

なので、普段から十分な睡眠をとって、定期的に休憩をはさんで眠いなら仮眠をとって、眠気をできるだけ感じないよう努めてください。