軽貨物ドライバーが宅配先の転居に注意しなければならない理由

軽貨物ドライバーが宅配先の転居に注意しなければならない理由
2022.10.31配送コラム

軽貨物ドライバーが宅配先の転居に注意しなければならない理由

軽貨物ドライバーをしていて気を付けなければならない点はいろいろとありますが、中でも宅配先の転居には十分に気を付けて配送をしなければなりません。

本記事では、軽貨物ドライバーが注意すべき宅配先の転居についてお話していきます。これから軽貨物に参入を検討中の方は、ぜひこの記事をチェックしてください。

・現代だからこそ?宅配先の転居によるトラブル
・特に問題なのが「置き配」する場合
・マンションの場合は宅配ボックスに気を付ける
・面倒でも電話で住所を確認する癖をつける

現代だからこそ?宅配先の転居によるトラブル

数年前までは、軽貨物ドライバーを利用するのは企業が多かったようです。企業から企業へと荷物を輸送するために、軽貨物を利用するケースが非常に多かったのです。その代表が『赤帽』ですね。

企業間の荷物の移動の場合は相手先が転居した場合には、荷物を依頼する企業が「転居している」旨を教えてくれるものですが、近年では企業からの依頼よりも一般の個人の利用が増えてきたのです。

その理由はネットショッピングの利用です。しかも最近のネットショッピングでは、定期購入すれば商品の価格が安くなるシステムを導入しているため、最低でも数回は同じ家に荷物を運びます。

1カ月に1度の配達が行われますが、その間に相手が転居してしまうケースもあるのです。すると、荷物をお届けしたけど本人はいないので、荷物が届かないなどのトラブルが発生するわけです。

特に問題なのが「置き配」する場合

実際にあったトラブルの中に、仕事で家にいない間に荷物が届いたときのために、置き配を利用していた方が転居の際に住所変更をしておらず、いつものように置き配をしました。

いつまでも荷物が来ないのでショップに連絡をすると、すでに配送済みと言われ住所変更をしていなかったため、以前の住所に取りに行ったところ、荷物はすでに盗まれていたわけです。

こうなると落ち度がなくても確認不足とされ、お客様の荷物の紛失をしたとみなされ、トラブルになってしまったケースが増えています。また、転居した後すぐに誰かが入居していて、商品を渡したケースも増えています。

こうした問題を起こさないためにも、お名前や住所の確認をしっかりと行う必要があるのです。

マンションの場合は宅配ボックスに気を付ける

マンションなどの集合住宅では、近年の宅配便の利用の増加によって、宅配ボックスなどを利用する方が増えています。そのため宅配ボックスに荷物を入れる場合にも気を付けなくてはなりません。

なぜならば宅配ボックスは住所の確認ができません。転居しているケースもあるので、トラブルになりかねないのです。トラブルを避けるためにも、必ずドライバーが行わなければならないのが確認です。

面倒でも電話で住所を確認する癖をつける

荷物が届くたびにお客様に電話をかけるのは気が引けると考えるドライバーもいるかもしれませんが、万が一転居していて住所変更をしていなかった場合、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

そうならないためには、お届けものがあるたびにお客様に電話をかけ、住所が変わっていないかどうかを必ず確認してください。面倒だと思ってものちのトラブルを回避するためです。

もしも転居しているのに前の住所に荷物を届けた場合、間違っていなくても誤配となってしまい、信用問題にかかわってくるのです。

本記事では、お客様が転居の際に住所変更を忘れていて、荷物が誤配する危険性とトラブルの回避方法をご紹介しました。少し作業が増えて大変かもしれませんが、誤配扱いは避けなくてはならない問題です。

軽貨物ドライバーは細やかなサービスと、間違いない配送で顧客の心をつかむことが、大きな収入へと導くので、自分の信用のためにもひと手間プラスしたサービスをおすすめします。