軽バンと軽自動車の違いは?維持費についても解説

軽バンと軽自動車の違いは?維持費についても解説
2022.11.02配送コラム

軽バンと軽自動車の違いは?維持費についても解説

「軽貨物ドライバーの仕事を検討しているけれど、軽バンと軽自動車のどちらを選択すればいいのかわからない」

そのような悩みがある方も多いのではないでしょうか。
軽貨物ドライバーを始める場合、車両の選定は荷物量や運転のしやすさにも影響するので非常に重要です。

本記事では、軽バンと軽自動車の違いについて詳しく解説します。
維持費についても紹介しますので、軽貨物ドライバーとしてこれから車両の購入を検討している方はぜひ、参考にしてください。

・軽バンと軽自動車の違いはナンバーと車体構造
・軽バンの維持費
・軽自動車の維持費

軽バンと軽自動車の違いはナンバーと車体構造

軽バンと軽自動車の違いはナンバーと車体構造です。
軽バンと軽自動車は見た目はあまり変わりませんが法律上は軽バンが軽貨物自動車、軽自動車が小型乗用車の扱いとなっています。

ナンバープレートでも区別されていて4・6ナンバーが軽貨物自動車、5・7ナンバーが小型乗用車になります。

また、車体構造にも違いがあります。
軽貨物自動車は荷物スペースの広さが定められています。なお、軽貨物自動車としての条件は下記の通りです。

●荷物スペースの広さが縦600mm以上かつ横800mm以上
●運転席と助手席より後ろのスペースをすべて荷物を置くために使用した場合の広さが0.6平方メートル以上

これらの条件をクリアしなければなりません。条件をクリアできない場合は、小型乗用車として認定されます。軽貨物自動車は、あくまでも荷物を載せることを目的とした車両なので、荷物が優先となる条件が設けられています。

軽バンの維持費

まずは、軽バンの維持費について解説します。

燃費

軽バンは車体も軽いので、燃費もいいです。最近では、燃料1リットルあたり23キロも走る車両もあります。車体のつくりも頑丈なのでメンテナンスや修理の回数も少なく済み、コストもおさえられます。

自動車税

軽バンの自動車税は、約5,000円です。一般車両とは異なり、軽バンの自動車税は排気量ではなく荷物などの積載量で計算されるためです。
これは、各車両の自動車税のなかでも上位の安さになります。

保険

軽バンの自賠責保険料は、1年で約15,000円です。
一般車両が約13,000円ですので、それに比べると少し高く設定されています。

保険会社によっても変わるので1度、確認してみることをおすすめします。

軽自動車の維持費

続いては、軽自動車の維持費についてです。

燃費

軽自動車の燃費は軽バン以上によく、1リットルあたり約27キロ走る車両もあります。
そのため、燃費も軽バンより安いです。しかし、軽バンほどの車体の頑丈さはないので、メンテナンス費用や修理費用などのコストがかかる可能性があります。

自動車税

軽自動車の自動車税は排気量等に関わらず、10,800円と設定されています。
軽バンと比べると価格が約2倍違う計算です。

保険

軽自動車の自賠責保険料は、1年で約13,000円です。
軽バンと比べて2,000円ほど安くなっています。
本記事では、軽バンと軽自動車の違いについて解説しました。

軽バンと軽自動車は、ナンバーや車体構造によっても区分が異なります。維持費も違うので、予算によってはどちらを選ぶべきかは変わってくるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、目的と用途に合わせて軽バンや軽自動車を選択してみてはいかがでしょうか。