軽貨物ドライバーが置き配で注意するべきこととは?考慮するポイントについても解説

軽貨物ドライバーが置き配で注意するべきこととは?考慮するポイントについても解説
2023.01.04配送コラム

軽貨物ドライバーが置き配で注意するべきこととは?考慮するポイントについても解説

「軽貨物配送の置き配において注意するべきことはなんなのだろう」

そのように考えている方も多いのではないでしょうか。
現在は、新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、お客様の荷物の取り扱いについてこれまで以上に注意しなければならないと考えている方もいるでしょう。

そこで本記事では、軽貨物ドライバーが置き配で注意するべきことについて解説します。
置き配において考慮するべきポイントについても紹介しますので、軽貨物ドライバーの方はぜひ、参考にしてください。

・新型コロナウィルス感染拡大の影響で置き配が急増
・置き配における注意点とは?

新型コロナウィルス感染拡大の影響で置き配が急増

現在は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で荷物の置き配が急増しています。

以前までは宅配ボックスへの配達や、直接の手渡しが一般的でした。置き配は部屋の外に荷物を置くことになるため、不安に感じる方も多かったのです。

しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響で非接触の荷物の受け取りが推奨されるようになりました。

置き配を利用することで在宅の必要もないため、外出していても効率的な荷物の受け取りが可能です。

置き配における注意点とは?

軽貨物ドライバーが置き配する際に注意するべきポイントは、おもに次の5つが挙げられます。

・盗難リスクを考慮した置き配をおこなう
・誤配のリスクを考慮した置き配をおこなう
・天候を考慮した置き配をおこなう
・無理に置き配をしようとしない
・食品の置き配の場合は特に細心の注意をはらう

それぞれ順番に解説します。

盗難リスクを考慮した置き配をおこなう

置き配においては、盗難リスクを考慮した対策も実施しなければなりません。

置き配指定の場合、玄関前が指定されていることがほとんどです。しかし、玄関前は人の行き来も多いため、荷物が目立ちます。

そのため、出来る限り、荷物を玄関前の端によせるなど目立たないように置き配しましょう。

なお、お客様指定の場所に置き配をして盗難が発生してしまった場合は、軽貨物ドライバーの責任にはなりません。

誤配のリスクを考慮した置き配をおこなう

置き配においては、誤配のリスクも考慮しなければなりません。

また、置き配は再配達を減らすことができます。しかし、一方で置き配はお客様が荷物の受け取りを完了したかその時点では確認できません。

場合によっては、住所は同一でも複数の建物がある場合もあります。分譲住宅においては、1つの住宅に対して同じ番地が設定されていることも多々あるでしょう。

さらに、同じ苗字のお客様や表札のない住宅などリスク要素は多いです。そのため、置き配時に不安な場合はお客様に電話連絡などの受け取り確認をおこないましょう。

建物名の確認や番地の確認も必須です。

天候を考慮した置き配をおこなう

置き配では、天候を考慮することも大切です。

お客様指定の正しい場所に置き配できたとしても、雨など候によって荷物が濡れてしまったり、強風で荷物が飛ばされて紛失してしまうなどのトラブルが発生するケースもあります。

そのため、天候によるトラブルを避けるためにも、下記のポイントが重要になります。

・置き配ではなるべく屋根のあるところに置く
・大雨などでは「置き配指定」だったとしても置き配をしないで再配達にする
・風が強く、荷物が飛ばされそうな可能性が考えられる場合には壁際に荷物を寄せる
・袋物などであればドアノブやかけられるような場所にくくり付けるようにする

場所や天候に配慮することにも意識しましょう。

無理に置き配をしようとしない

たとえ、お客様から置き配指定があったとしても、無理に置き配をする必要はありません。

宅配ボックスへの配達でも、マンションによっては荷物のサイズの方が大きく宅配ボックスに入らない場合もあります。その場合、投函してしまうと荷物の破損につながったりするので、無理に投函してはいけません。

また、置き配できる環境でない場合や、トラブルが発生する可能性がある場合も無理に置き配せず一旦、荷物を持ち帰りましょう。

食品の置き配の場合は特に細心の注意をはらう

食品の置き配の場合は特に細心の注意をはらいましょう。
むしろ、食品の置き配は極力避けたほうがいいかもしれません。

不衛生であると考えられる場所や、日差しが強い場所などに長時間食品が置かれてしまうと、食品の状態が悪くなってしまう可能性があります。

夏は特に気をつけなければならず、冬でも食品が傷むこともあるでしょう。
そのため、出来る限り食品は置き配を避けて、再配達として対応するのがおすすめです。

本記事では、現在コロナ禍の影響で利用者が増えてきている置き配で注意するべきことや、配慮すべきポイントについて解説しました。

軽貨物ドライバーは荷物を安全に、確実にお客様が受け取れるようにする立場です。
置き配は非対面だからこそのデメリットも多くあります。

ぜひ本記事を参考に、トラブルを解消して応対品質を考慮した置き配をおこなってみてはいかがでしょうか。