軽貨物の雇用と業務委託の違いをわかりやすく解説

軽貨物の雇用と業務委託の違いをわかりやすく解説
2023.01.23配送コラム

軽貨物の雇用と業務委託の違いをわかりやすく解説

軽貨物は小回りが利き、スピーディーに配送が可能なため、多くの企業で活用している運送形態のひとつです。
本記事では軽貨物の雇用と業務委託の違い、メリット・デメリットについて紹介します。

・軽貨物の雇用と業務委託の違いとは
・軽貨物の雇用の特徴
・軽貨物の業務委託の特徴
・軽貨物の雇用と業務委託それぞれのメリット・デメリット
・スタイルに合った軽貨物の利用をするのが重要

軽貨物の雇用と業務委託の違いとは

まずは軽貨物の雇用そして業務委託の違いから紹介します。
同じ軽貨物での運送業務でも雇用と委託では内容が若干変わるので参考にしてください。

軽貨物の雇用の特徴

軽貨物の雇用とは、軽貨物トラックやバンを運転する労働者を雇用する形態です。運送会社や軽貨物での配送などを行う業者が、専門のドライバーを雇って配送業務を行います。

つまり運送会社や軽貨物ドライバーを欲している会社に就職する形です。決まった時間に出社して荷物を指示された場所に配送し、仕事が終われば帰宅します。

報酬も給料として支払われるのも社員と同じです。雇う側としては専属ドライバーを抱えられるため、自社の荷物だけを必要に応じて輸送が可能になります。

軽貨物の業務委託の特徴

業務委託は軽貨物ドライバーに業務を委託する方法です。ドライバーは会社とは雇用契約をしていない方も多いですが、運送会社が業務委託を受けるケースもあります。

委託した企業の荷物の輸送だけを行ってくれるため、配送ミスなどがありません。メリットも多く業務委託を選択する企業も増えています。

軽貨物の雇用と業務委託それぞれのメリット・デメリット

ここでは軽貨物の雇用と業務委託それぞれのメリットそしてデメリットについて紹介します。

軽貨物の雇用のメリット

自社の荷物を自社の車両で運送できる点が大きなメリットです。スケジュールを組んで配送業務ができるため、他社の荷物と混載しなくて済みます。配送ミスの軽減が可能なのもメリットです。

長距離の配送などもできるため、余計な費用がかかりにくいのもメリットかもしれません。また、正社員で働くドライバーとしてのメリットも大きいです。

自ら仕事を確保しなくて済む点や、安定した収入を得られるのも雇用のメリットとなります。

軽貨物の雇用のデメリット

雇用する側のデメリットとしては人件費がかかる点です。人件費には給料の他に社会保険などの費用がかかります。また、車両を保有する必要があるため車両維持費がかかるのもデメリットです。

車両の定期検査や部品代、車検費用や燃料費などもかかります。万が一の事故の場合の相手への保障や荷物の保障なども必要になります。これも軽貨物のドライバー雇用のデメリットになるでしょう。

ドライバーとしてのデメリットとしては、会社の規定に従わなければならない点や、仕事の量に関係なく収入が増えにくいという点が挙げられます。

軽貨物の業務委託のメリット

軽貨物の業務委託のメリットは車両の維持費がかからない点です。また、ドライバーを雇う必要がないため人件費がかかりません。万が一の事故があったときにも委託業者に任せられます。

時間指定などにも柔軟に対応してもらえる可能性も高いため、業務をスムーズに行えるメリットもあります。

業務委託ドライバーとしてのメリットは、自分のペースで仕事ができる点です。また、働きによって高収入が望めるのも大きなメリットとなります。

軽貨物の業務委託のデメリット

軽貨物の業務委託を依頼するデメリットとしては、距離や時間指定など特殊なケースでは料金が高くなる点です。

業務委託を受ける側としてのデメリットは、個人事業主となるため開業手続きなどの事務作業を全て自ら行う必要がある点です。社会的な信頼を得るのが難しい点もデメリットかもしれません。

事故などの場合も自ら処理する必要があるのもデメリットです。

本記事で紹介したように、軽貨物は便利で需要が高い配送方法です。しかし荷物の量や配送する距離でコストが変わってきます。なので量や距離など企業に合ったスタイルで業務委託か雇用かを決める必要があります。

少しでもメリットが多い方を選択するのがおすすめです。本記事がそのお役に立てれば幸いです。