軽貨物ドライバー必見!タイヤ交換のタイミングと費用
- 2023.02.01配送コラム
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軽貨物ドライバー必見!タイヤ交換のタイミングと費用
軽貨物ドライバーたるもの車両の整備は入念に行う必要があります。特に気を付けたいのは『タイヤ』です。一般的な街乗りとは違いタイヤの消耗も激しいため、タイヤ交換時期をしっかり見極めてください。
本記事では、軽貨物車両のタイヤ交換時期と費用の目安について紹介しているので、軽貨物ドライバーを目指す方に参考にしていただけると幸いです。
・走行距離とタイヤの消耗の関係
・タイヤ交換時期の目安を目視で確認する方法
・安全に配慮して早めのタイヤ交換を!走行距離とタイヤの消耗の関係
タイヤのメーカーや種類にもよりますが、タイヤは5,000km走行すると約1mm程度タイヤの溝は減るとされています。自家用車で街乗りのみで使用する場合には、ローテーションをしながら4年~5年が交換時期とされています。しかし軽貨物のように毎日長距離走る場合は、走行距離とタイヤの溝の状態で交換時期を判断してください。目安となる走行距離は30,000~35,000km程度です。
タイヤ交換時期の目安を目視で確認する方法
ここでは、走行距離ではなくタイヤの状態をチェックし、目視で交換時期を判断するための確認方法を紹介します。スリップサインで確認する目安
車の運転をする方ならご存知かもしれませんが、タイヤにはスリップサインが刻まれています。スリップサインはタイヤの両端4か所にある溝です。目印としてタイヤ横に三角マークがついています。このスリップサインが出るとスリップやパンクしやすくなり危険なため、スリップサインが薄くなる前にタイヤ交換をする必要があります。スリップサインは50%摩耗すると出現するので、その前に交換してください。
タイヤの溝の深さで確認する目安
タイヤの溝は水はけを良くしてスリップしにくくするためのものです。新品のタイヤの溝の深さはおよそ8mmあります。そしてタイヤの溝は走行距離に応じて浅くなっていく仕組みです。交換時期の目安として、タイヤの溝の深さが4mmになったら交換する必要があります。タイヤの溝の深さを測る測定工具を持っておけば、定期的に測定できるので購入するといいかもしれません。
タイヤ溝デプスゲージといい、数百円~2,000円以内で購入できます。
タイヤ交換の費用も把握しておく
軽貨物車両のタイヤは貨物タイヤを使用します。貨物タイヤは荷物を運ぶために丈夫に作られているため、価格は一般的なタイヤよりも高いケースもあるかもしれません。貨物タイヤの相場は4本で15,000円~35,000円となっていて、カーショップやディーラーなどで交換する場合は「タイヤ代」「工賃」「廃棄費用」が4本分かかります。
自分で交換できればこれらの工賃は節約できますが、廃棄費用は自分で交換しても必要です。工賃は1本につき1,000~2,000円程度で、廃棄費用は1本300円前後かかります。
交換してもらう店舗によって変わるため、普段からタイヤ交換の費用が安いところを探しておくのもいいかもしれません。
本記事では、軽貨物ドライバーが気を付けるべきタイヤ交換の時期と費用について説明しました。タイヤ交換をしなければスリップしたりパンクしたりして危険です。早め早めにタイヤ交換や整備を行い、常に安全に配送業務ができるように心掛けて仕事を行ってください。