確定申告で経費の一部を節税対策する方法とは?

確定申告で経費の一部を節税対策する方法とは?
2023.02.10配送コラム

確定申告で経費の一部を節税対策する方法とは?

確定申告において節税するためには、控除できる項目を税務上において最大限活用することです。
そのため、経費として節税対策できる項目を知っておくことが重要です。

・節税対策とは?
・経費の対象となる項目を理解する
・法人において経費の一部を節税する方法

節税対策とは?

節税とは、税務上において決められた範囲内で税負担を軽くすることをいいます。
認められた範囲外で税金の負担を減らすことは脱税であり、法律違反となります。

法人税は、課税所得×法人税率-控除額となるため節税対策とは具体的に控除額をできるだけ大きくすることです。

経費の対象となる項目を理解する

控除額を最大にするためには、経費になる項目を理解することが重要です。法人において主な経費となるのは次の項目が挙げられます。

・人件費
・旅費交通費
・消耗品費
・通信費
・交際費

人件費

人件費とは従業員を雇用するために必要な費用すべてが対象です。給与以外にもボーナスや退職金などすべて経費の対象となります。

旅費交通費

業務で利用した交通費や出張に関連する宿泊費は経費となります。必ずレシートや領収書を残すことが重要です。

消耗品費

10万円未満の物品で業務に関連する文具などが対象となります。パソコンなどの高額な商品であっても10万円未満であれば消耗品費に該当します。

通信費

携帯料金やWi-Fi使用料など通信費も経費の対象となります。

交際費

会議や打ち合わせ、取引先を招いての会食などで利用した飲食代は交際費として計上できます。
しかし、交際費は不正が多いことから、税務署のチェックが年々厳しくなっているため注意が必要です。

法人において経費の一部を節税する方法

法人において経費の一部を節税するためには次の方法が挙げられます。

・従業員の家を社宅として利用する
・不要な在庫を残さない
・健康診断制度を導入する
・経営者の自家用車を社用車にする
・未払費用をもれなく計上する

従業員の家を社宅として利用する

会社が従業員向けに社宅として賃貸物件を借りると、支払った家賃から入居者から受け取った金額を差し引いた金額を経費として計上できます。節税できるだけでなく、福利厚生にもなります。

不要な在庫を残さない

使っていない在庫は帳簿に載せる必要があります。しかし、処分するとその必要がなくなり、さらに処分費用は損金として計上可能です。

健康診断制度を導入する

従業員に対して健康診断を制度化することで、福利厚生費として計上可能です。

経営者の自家用車を社用車にする

経営者が乗っている自家用車を社用車にすると、ガソリン代や自動車保険料などが全て経費扱いになります。

未払費用をもれなく計上する

今期に購入したもので支払いが来期になるものを今期の費用として計上することで、節税につなげられます。
確定申告で節税するためには、法律に則った範囲で最大限の控除を受けることです。
そのためには、経費の対象となる項目やそのほか節税する方法を知っておくことが重要です。