軽貨物業界で人気の配送方法4つ

軽貨物業界で人気の配送方法4つ
2023.03.01配送コラム

軽貨物業界で人気の配送方法4つ

「荷物を送る」と一概に言っても、その方法はさまざまです。
軽貨物業界では、お客様のニーズに合わせて主に4種類の配送方法を設定しています。状況ごとに使い分けることで、お客様にとっては“宅配を依頼しやすくなる”というメリットがあるのです。

スポット便、定期便、ルート便、ハンドキャリー便について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

・スポット便とは
・定期便とは
・ルート便とは
・ハンドキャリー便とは

スポット便とは

スポット便とは、単発で依頼する配送サービスのことです。
たとえば「友人に出産祝いを送りたい」「フリマサイトの取引相手に品物を送りたい」など、依頼するタイミングも届け先も都度異なります。

緊急の依頼にも対応しているので、個人から企業まで幅広く利用されています。

【主な利用シーン】

・友人や親戚に品物を送りたい
・納品した品物に不足があることに気づき、緊急で送りたい
・取引先から急な注文があった
・社用車がすべて出払っていて配送できない
・サイズが大きく宅配便では送れない
・収穫した野菜を明日の朝一番に届けたい

定期便とは

定期便とは、荷物の種類・届ける時間・届ける場所などが決められている配送のことです。
スケジュールに多少のズレが出ることもありますが、基本的には毎日(あるいは毎週、毎月)同じ配送を繰り返します。

【主な利用シーン】

・自動車部品の工場から修理工場まで、毎週金曜日の10時に部品を配送する
・物流センターから店舗Aまで、毎朝7時に食品を配送する

ルート便とは

ルート便は、上記「定期便」と同じようなイメージです。
決められたルートを毎日同じように走るので、ドライバーとして入社するとルート配送から任されるケースがほとんどです。
拠点に到着するごとに荷物を積み込み、まとめて目的地まで運びます。同じエリアに配送が重なっている場合は、ルート便が便利でしょう。

【主な利用シーン】

・倉庫A→倉庫B→倉庫C→倉庫Dの順にまわる
・オフィスの支店間を巡回する

ハンドキャリー便とは

ハンドキャリー便とは、公共交通機関・新幹線・飛行機などで、荷物を人が直接運ぶサービスのことです。
一般的な宅配便では、荷物は荷台に積んだ形で目的地まで運びます。ハンドキャリー便では、スタッフが一緒に同行するため、大事な荷物を安心安全に届けられるのが大きなメリットでしょう。

また、緊急時の配送にも利用されています。

【主な利用シーン】

・高額な品物なので通常の宅配便では不安
・海外から輸入した品物を、国内の目的地まで確実に届けたい
・手荷物サイズの荷物を早急かつ安全に届けたい
軽貨物業界においてお客様から人気の配送方法は、主にスポット便・定期便・ルート便・ハンドキャリー便の4種類です。

それぞれ特性が異なるので、「今回はスポット便で」「今回はハンドキャリー便で」というように使い分けながら活用されています。

個人間の配達や物流など、“配送”は私たちの生活に欠かせない仕事です。
コロナ禍で通販の需要が伸びた昨今、軽貨物業界は今後ますます活気づくでしょう。