軽貨物業界の繁忙期と閑散期、上手な乗り越え方について

軽貨物業界の繁忙期と閑散期、上手な乗り越え方について
2023.03.03配送コラム

軽貨物業界の繁忙期と閑散期、上手な乗り越え方について

コロナ禍により通販の需要が増えた昨今、軽貨物業界が扱う荷物の数も増加しています。

忙しい時期はありますが、比較的落ち着いている時期も少なくありません。
軽貨物業界の繁忙期と閑散期について紹介するので、その時期をどのように乗り越えるか、あらかじめ体制を整えておきましょう。

・軽貨物業界の繁忙期とは
・軽貨物業界の閑散期とは
・繁忙期と閑散期、収入のバランスを取るには

軽貨物業界の繁忙期とは

「節目」「イベント」は、軽貨物業界の繁忙期です。
たとえば引越しシーズンの3~4月、12~1月の年末年始、お中元やお歳暮、通販サイトの大型セールなどは毎年荷物が集中しがちです。
また、観光地では特産品の旬の季節に配送量が増加することもあります。

スムーズに荷物を届けるために、常に世の中の流れを予測・把握しましょう。

カレンダーに情報を書き込んでいくと、先々までしっかり見通せるようになります。節目やイベントといった毎年恒例の情報はもちろん、話題の新製品発売日、収穫日、突発的なイベント(地域限定品がテレビで紹介される等)など、荷物量が増えそうな日をチェックして社員と共有しましょう。
経営者はそれらの情報を元に指示を出してください。混乱しないように、配達シールや伝票などドライバーがひと目でわかるような工夫も欠かせません。

繁忙期は心身ともに大変な時期ですが、乗り越えた先には大きな充実感と成長が待っているでしょう。

軽貨物業界の閑散期とは

軽貨物業界の閑散期は、一般的に2月・8月といわれています。しかし、それ以外に「繁忙期の後」「天候」も関わりがあります。

たとえば繁忙期が終わった後は閑散期になることが多く、悪天候や災害の際には物流そのものがストップすることも珍しくありません。閑散期はなにかと不安になりますが、あくまで一時的なものだと割り切って過ごしましょう。

マイナスに感じがちな閑散期ですが、“閑散期だからこそできること”もたくさんあるはずです。
たとえば新規取引先を確保するために営業活動に尽力したり、業務改善について会議をしたり、車の点検をしたり、繁忙期に向けて準備をすすめたりなど、有意義に時間を使ってください。また急ぎの仕事が入りにくい時期でもあるので、遠方への研修や社内レクリエーションも実現できるでしょう。

繁忙期と閑散期、収入のバランスを取るには

「繁忙期と閑散期で収入が大きく変わる」という方は多いでしょう。
波が大きいと、ダウンした時の不安も大きいものです。しかし閑散期の収入は繁忙期の働き方でカバーできるので、繁忙期はできるだけ件数をこなすことをおすすめします。

軽貨物業界は、他の業種と比べて、繁忙期と閑散期がある程度予測できます。そのため月間・年間など長期的な予定表を作成して、それを元にシフトを組んでいきましょう。

軽貨物業界の繁忙期と閑散期は、入念に準備しておけば、無理なく乗り越えられるものです。

閑散期は収入が減りがちですが、繁忙期に稼ぐことで、年間を通して安定した収入が期待できるでしょう。
他のドライバーやスタッフと協力しながら、繁忙期と閑散期を上手に乗り越えてください。