軽貨物ドライバーと他のドライバーとの違い

軽貨物ドライバーと他のドライバーとの違い
2023.03.31配送コラム

軽貨物ドライバーと他のドライバーとの違い

宅配ニーズが高まっている昨今、軽貨物ドライバーは「やりがいがある」「稼げる」など注目を集めている職種です。

しかし中には、「軽貨物ドライバーとして働くか他のドライバーとして働くか迷っている」という方もいるでしょう。

では、軽貨物ドライバーと他のドライバーとの違いは何でしょうか?

・違い1:運転する車両のサイズ
・違い2:移動距離
・違い3:労働時間
・違い4:雇用形態
・違い5:荷物の重さ

違い1:運転する車両のサイズ

軽貨物ドライバーは、一般的に軽自動車を運転して配送します。
中型免許も大型免許も必要ないため、“普通免許を所持していれば働ける”というのが大きなメリットでしょう。

軽自動車なら、住宅街も狭い道もそれほど不安にはなりません。小回りが利くので「こちらのルートのほうが近道かも」というようにルート内の散策にも向いています。

違い2:移動距離

軽貨物ドライバーと長距離ドライバーを比較したときに、走行距離も圧倒的に異なります。

軽貨物ドライバーが決まったエリア内で配送するのに対して、軽貨物ドライバーは1日で東京から大阪まで移動することも珍しくありません。移動距離によっては当日のうちに帰宅できないことも多く、車中泊を繰り返す方もいます。

違い3:労働時間

軽貨物ドライバーと他のドライバーは、労働時間の面でも異なります。
たとえば長距離ドライバーは、移動距離が長い分、往復にかなり時間がかかります。
労働基準法では「1日8時間/週40時間」が基本とされていますが、実際のところその規定には収まらないことも多いのです。

違い4:雇用形態

軽貨物ドライバーは、一般的に委託契約となります。努力の分だけ収入に反映されますし、シフトも融通が利きやすいでしょう。

一方、長距離ドライバーなど他のドライバーは正社員での雇用が大半です。残業や休日出勤でも手当がもらえなかったり、どれほど働いても給料が一律だったりするので、人によってはモチベーションに影響することもあるでしょう。

違い5:荷物の重さ

軽貨物ドライバーは軽自動車での配送が基本なので、荷物も比較的コンパクトです。
そのため、女性や高齢の方も多く活躍しています。

中型や大型のドライバーになると、荷物が重くなりがちです。車両サイズが大きい分たくさん荷物を詰めるうえ、大型家具の運搬や撤去など、体力が必要な場面が多々出てくるでしょう。中には重い荷物の手積み・積み下ろしが原因で足腰を痛め、退職を余儀なくされる方も少なくありません。

軽貨物ドライバーと他のドライバーは、主に「車両サイズ」「移動距離」「労働時間」「雇用形態」「荷物の重さ」などが異なります。

お子さんや家族のいる方は何日も帰宅できないとお互いに辛いですし、重い荷物を毎日積み込むのは体への負担も避けられません。

軽貨物ドライバーが注目されているのは、他のドライバーにはないさまざまなメリットがあるからなのでしょう。
軽貨物ドライバーとして、自分なりの働き方で、毎日やりがいを持って取り組んでください。