軽貨物業界で懸念されるドライバー不足の原因

軽貨物業界で懸念されるドライバー不足の原因
2023.04.10配送コラム

軽貨物業界で懸念されるドライバー不足の原因

新型コロナウイルスの影響で、ネットショッピングする方が急増しています。
それに連れて運送業界では深刻なドライバー不足となっています。頼みの軽貨物も同様にドライバー不足が深刻です。

本記事ではドライバー不足の原因を紹介します。

・軽貨物ドライバー不足の原因
・軽貨物ドライバーが増えれば問題は解決する

軽貨物ドライバー不足の原因

運送業界では、すでに20年以上前からドライバー不足への不安がささやかれていました。その不安が現実となり、運送業界ではドライバー不足が深刻化しています。その理由を紹介します。

原因①:ドライバーの高齢化

現在運送業界で活躍しているドライバーの平均年齢をご存知ですか?実は日本のドライバーの平均年齢は40歳~54歳です。60代や70代の方も現役でドライバーをしています。

若い方がドライバーとして活躍しているケースもありますが、全体の半数以上は40歳以上です。これがドライバー不足の一番大きな原因とされています。

しかし実は、ドライバーの高齢化については20年以上も前から心配されていた問題です。若い方が参入してくれれば問題は解決していたはずでした。

これを阻んだのが運転免許の複雑化です。

原因②:運転免許の複雑化

これから運転免許を取得する方は、現在の免許取得方法をどう思っているかわかりませんが、以前は運転免許の取得方法が今とは大きく違いました。運転できる車両の大きさも大きく変わったのです。

今から30年前は、普通免許・大型免許しかありませんでした。普通免許で4トントラックも運転できたのです。しかし現在では普通免許・小型免許・中型免許・準中型免許・大型免許といったように複雑化してしまいました。

そのため、大型トラックの運転をしようとしたら、ある程度の経験と運転するトラックの大きさに合った免許が必要になったのです。しかも免許取得料はそれぞれ高額で、なかなか取得ができなくなってしまったのです。

これも若い方がドライバーとして参入しにくくなった要因です。

軽原因③:新型コロナウイルスの影響で配達案件が急増した

軽貨物は普通免許を持っていれば誰でも参入できるため、多くの若い方の参入があります。しかし軽貨物のドライバーが増えた以上に配送案件の方が増えたため、ドライバー不足が深刻になっているのです。

感染を抑えるためには不要不急の外出を避けなければなりません。そのため多くの方がネットショッピングを利用して買い物をします。最近ではスーパーの買い物までネットで行うようになりました。

いくらドライバーが増えても間に合わないのが現状なのです。

軽貨物ドライバーが増えれば問題は解決する

新型コロナウイルスは5類に分類されれば風邪と同じ扱いになります。しかしわざわざ感染しようとする方はいません。結果としてネットショップの利用者の数は変わらず増えていくと予想されます。

となれば、ドライバー不足を解消できるのは軽貨物しかありません。なぜなら軽貨物は普通免許と軽自動車があれば、家庭用軽自動車であっても開業できるからです。

自由な働き方ができ、働き方によってはサラリーマンよりも稼げます。登録も非常に簡単で費用もそんなにかかりません。

いつの時代も需要と供給が一致する職業はあるものです。現代、需要と供給が一致している仕事こそが軽貨物といわれています。自分のライフスタイルに合わせて仕事ができ、報酬も自分次第で増やせます。

今の時代だからこそ稼ぎたい方は、軽貨物ドライバーとして活躍してください。この記事がそのお役に立てれば幸いです。