近年、AmazonなどのECショップの需要が急激に増加しています。ECショップで購入した商品を手元まで届けてくれるのが軽貨物ドライバーです。
ひと昔前であれば、大手運送会社の「ヤマト運輸」「佐川急便」などがほとんどの個人宅へ届けていましたが、Amazonのような大規模なECショップだけでなく、小規模のECショップが増えてきた背景により、小口配送が急増し大手運送会社の負担が大きくなってしまっていました。
その負担を軽減する対策として軽貨物ドライバーが登場しました。実際のところ個人宅への配送がメインとなるので、軽自動車で小回りを効かせてスピーディーに小口配送を捌いてくれる軽貨物ドライバーは現在の物流を支える縁の下の力持ち的な存在です。

軽貨物配送はECショップだけでなく、企業間配送でも大活躍しています。
軽貨物ドライバーは基本的に個人事業主なので大手運送会社では集荷に来てもらえない夜間や早朝などの対応が可能であったりします。企業間であれば夜間に積んで翌日の早朝に届けて欲しいなんてことも起こりますが、その悩みを解決してくれるのが軽貨物配送です。
荷物に対して柔軟な対応が可能なので、企業側としては軽貨物配送はかなり重宝します。

イベントや展示会に参加する出展者は、商品や資材備品を会場へ運ぶ必要があります。そんな時に軽貨物配送であれば、重量が軽い商品や資材備品を安全かつスピーディーに運ぶことできるため、出展者にとっても必要不可欠な存在です。
展示会の場合は、大きいトラックで搬入しづらい場所になることも多いので、その点でも軽自動車で小回りの効く軽貨物配送は需要があり重宝します。

引越しや家具の配送には、主に引越しサービスを依頼することが多いですが、実は軽貨物配送が選ばれることもあります。軽貨物配送は、大型のトラックなどを使わず軽自動車やバンでの配送が可能であるため、道幅が狭く入り口の小さい住宅にもスムーズに入ることができます。
最近ではミニマリストの方が増えてきているので、引越しの際に移動する家具や家電が少なく、軽貨物だけでまかなえてしまうシーンも増えており、需要は増加傾向です。
依頼する軽貨物配送業者次第となりますが、家具の組み立てや設置サービスも提供されている場合もあるので、利用者のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。