軽貨物事業がスタートしやすい理由
- 2023.08.28配送コラム
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軽貨物事業がスタートしやすい理由
軽貨物事業は、個人で事業を始める場合は車両や営業所、車庫、保険などの準備が必要です。しかし、必要なものがそろえばあとは、軽貨物運送事業者の登録と個人事業の場合は税務署に開業・廃業等届出書を申請するだけです。
そのため、軽貨物事業は他の業種と比較してもスタートしやすいという特徴があります。低いスタートアップコストとシンプルな手続きにより起業のハードルが低く、初めての事業にも向いています。
・軽貨物事業立ち上げ前に準備すること
・軽貨物事業立ち上げ時に必要なこと軽貨物事業立ち上げ前に準備すること
軽貨物事業立ち上げ前に次のことを準備する必要があります。
●運転免許証や車両
●営業所や車庫
●各種保険運転免許証や車両
軽貨物事業で使う車両と運転免許証が必要です。軽貨物車両は新車でも100万円前後で購入でき、中古車両であればさらに安くできます。運転免許証は、貨物車の運転が認められるもので、必要な手続きを確実に済ませましょう。
営業所や車庫
事業で使う車両の車庫や営業所が必要です。営業所は自宅でも問題ありませんが、車庫が営業所と併設されていることが一般的です。併設できない場合でも営業所と車庫は2km以内であることが求められます。
車庫と営業所の適切な配置を検討し事業運営に必要な設備を整えることで、スムーズな軽貨物事業を展開できるようになります。
各種保険
軽貨物事業を運営するためには、個人事業の場合は国民健康保険や国民年金以外に、自賠責保険やそのほかの任意保険に加入することが一般的です。また、商用車には事故や盗難に備える商用車保険も検討すべきです。これらの保険に加入することで、予想外の出費やリスクから事業を守りながら、安心して軽貨物事業を運営できるようになります。
軽貨物事業立ち上げ時に必要なこと
軽貨物事業を立ち上げるときには、次のことが必要です。
●税務署に書類を提出
●軽貨物運送事業者の登録税務署に書類を提出
軽貨物事業に限らず個人事業主は税務署に個人事業の開業・廃業等届出書の提出が必要です。開業して1ヶ月以内に行うことが一般的であり、早めに手続きを済ませるようにしましょう。書類は税務署にあり、記載に長時間かかることはありません。
軽貨物運送事業者の登録
軽貨物事業を始めるためには、軽貨物運送事業者の登録が必要です。管轄する運輸支局に貨物軽自動車運送事業経営届出書を提出することが求められます。ほかにも、事業用自動車等連絡所や車検証のコピー、運賃料金表を用意しましょう。
軽貨物事業はほかの業種と比較してスタートしやすいといわれています。これは、事業で使う車両や車庫、営業所、保険などを準備したあとは、軽貨物運送事業者の登録や個人事業の場合は開業・廃業等届出書を税務署に提出するだけとシンプルな手続きであるためです。経験や専門知識がなくても始めやすい特徴があり、労力と時間を最小限に抑えて事業を立ち上げることが可能です。