軽貨物ドライバー必見!内職商法の罠とその対処法

軽貨物ドライバー必見!内職商法の罠とその対処法
2023.09.06配送コラム

軽貨物ドライバー必見!内職商法の罠とその対処法

日々の仕事をこなす軽貨物の配送ドライバーの皆さん。最近、業界内で「軽貨物の内職商法」という言葉を耳にされることはありませんか? 「すぐに高収入を得ることができる」との魅力的な言葉に引き寄せられ、軽貨物車を購入する方も多いでしょう。
しかし、実際には仕事がほとんどなく、期待した収入に到達できないことがあります。このような悪徳商法に気をつけることが非常に大切です。本記事では、この商法の詳細やその罠、対処法について解説します。

・軽貨物の内職商法とは?
・内職商法の手口
・被害に遭わないためのポイント
・被害に遭ってしまった場合

軽貨物の内職商法とは?

軽貨物の内職商法とは、短期間での高収入や安定した収益を誘惑のネタとして、軽貨物車の購入を促す手法の1つです。業者は初期投資の必要性や収入の安定性を前面に押し出し、ドライバーたちを引きつけます。
しかし、実際には契約した後、約束された仕事量が極端に少なかったり、また仕事そのものが存在しないといったことが起きています。この結果、投資した車両のコストを回収することが難しく、多額のローンを抱えることになるケースが増えているので注意が必要です。

内職商法の手口

ここでは、よく目にする軽貨物の内職商法の手口を3つ紹介します。被害に遭わないようにするためにも、ぜひご覧になっておいてください。
•高収入を謳う広告
•経験不要
•車両購入の促進

高収入を謳う広告

誇大広告を使用して、実際の市場価格よりも高い収入を提示し、人々を魅了する方法です。多くの場合、約束された収入の達成は非常に難しく、条件付きであることが多いので、この場合には少し警戒が必要でしょう。

経験不要

「誰でも簡単に始められる」というメッセージで、未経験者を対象にアプローチする方法です。しかし、実際の業務は専門的な知識や経験が必要とされる場合が多いので注意してください。軽貨物のドライバーは土地勘など様々なスキルが必要です。未経験で簡単に始められる仕事ではないので、そのことを頭に入れておくと問題ありません。

車両購入の促進

特定の業者やメーカーからの車両購入を強く勧める方法です。これにより、高額な車両を売るだけでなく、アフターサービスや保険などで追加の利益を得ることも想定しているパターンが多いです。1度購入してしまうと沼にハマってしまいます。購入すべきなのかどうか慎重に検討するようにしてください。

被害に遭わないためのポイント

どのような手口があるのか理解したところで、続いては被害に遭わないためのポイントを3つ紹介します。軽貨物の内職商法は巧妙な手口で誘ってきますが、基本的な対策を知っておくことで被害に遭うリスクを大幅に減らすことが可能です。ぜひ、ご覧になって被害に遭わないようにしましょう。

•情報をしっかりと確認
•直接業者とコンタクト
•1度に大量の投資を避ける

情報をしっかりと確認

業者の評判や口コミ、業者の実績などをインターネットや業界誌で事前に確認することで、リスクを予測することが可能です。何事も最初から信じるのではなく、信じられる根拠を見つけるようにして行動しましょう。

直接業者とコンタクト

口頭での説明のみを信じず、実際の仕事量や収入の実態を確認するために、業者と直接コンタクトを取ることが必要です。その際には、現場を見させてもらったり、活躍しているドライバーとの会話をしてみるのも良いでしょう。かなり劣悪な環境であれば、働いているドライバーの表情を見ることで感じ取ることが可能です。

1度に大量の投資を避ける

これは、どのようなビジネスでも言えることですが、最初から大量の投資をすることは避け、まずは少額で試すなど、リスクを最小限に抑える取り組みが推奨されます。軽貨物車の購入を検討する場合には、良い状態の中古車が売られていないか中古車情報を確認してみましょう。

被害に遭ってしまった場合

どれだけ気をつけていても巧妙な手口で被害に遭わされてしまう方もいるでしょう。そんな場合の対処法を2つ紹介します。1人で悩まず迅速に対応しましょう。

•消費者センターへの相談
•契約内容の再確認

消費者センターへの相談

被害を受けた場合はすぐに専門の機関に相談しましょう。詳細な事情を伝えることで、適切なアドバイスや対策を教えてもらうことができるので、悩むよりも効果的であることは間違いありません。時間が経ってしまうと逃げ切られてしまうこともあるので、被害に遭ったと認識した時点で行動してください。

契約内容の再確認

契約時に交わした文書や通信の記録などを再確認することも大切です。不適切な取り決めや不明確な部分がないか、厳重にチェックすることで解決の糸口を見つけられることがあるので、諦めないようにしましょう。
どんな記録も残しておくことで、被害に遭った場合に有力な情報として大活躍してくれることもあるので大切に保管しておくことをおすすめします。

軽貨物の内職商法は、多くの配送ドライバーにとって大きなリスクとなる可能性が高いです。一見、魅力的に見える商法でも、背後に隠された真実を見極めることが重要です。しっかりと情報を収集し、冷静に判断することで、このような悪徳商法から自身を守ることができます。安全で安心な配送ドライバーとしてのキャリアを築くために、注意深く行動しましょう。