経費にはさまざまな種類がありますが、軽貨物ドライバーの代表的な経費は以下の通りです。

・車のローン代/月25,000円
・ガソリン代/月20,000円～60,000円
・オイル交換代/月4,000円～5,000円
・保険代/月10,000円～15,000円
・携帯代/月6,000円～10,000円
・駐車場代/月10,000円

トータルではひと月70,000円～100,000円が目安といえるでしょう。
中には経費削減可能なものもあるので、いくつか紹介します。

ガソリン代

昨今高騰を続けるガソリン代は、軽貨物ドライバーにとって大きな支出になっています。
ひと月の目安は20,000円～60,000円とお伝えしましたが、かなり幅があるのは、走行距離や案件によって大きく変わるためです。
たとえば宅配とチャーター便を比較した場合、その差は数万円にも及ぶでしょう。

少しでも支出を抑えるために、
・自宅からできるだけ近い職場を探す
・燃費の良い車両に乗り換える
・ガソリンスタンドが発行する“ガソリンカード”を活用する
などの対策をとる方は多くいます。

ガソリン代は軽貨物ドライバーにとって欠かせない支出ですが、このようにコツを押さえれば削減も不可能ではないでしょう。

オイル交換代

オイル交換の頻度は、
・チャーター便のドライバー：1か月に1度
・宅配ドライバー：2か月に1度
が望ましいとされています。

オイルはエンジンの機能を正常に保つために欠かせません。車両を長持ちさせるためには、節約するよりも、むしろこまめにメンテナンスするのがベストです。

携帯代

軽貨物ドライバーは日々さまざまな相手とやり取りします。
連絡手段に携帯電話は欠かせませんが、通話料や通信料が負担になることもあるでしょう。

最近では格安SIMも浸透してきました。また“毎月一定額で通話し放題”のプランも珍しくありません。もし携帯代が気になっているなら、携帯会社やプランを見直すのもおすすめです。

現地で経費を支払う機会があったら、必ず領収書をもらってください。
確定申告で収入や支出を申告しますが、その後税務署から調査が入ることがあるため、領収書やレシートは“証明書”としてきちんと保管しておきましょう。

ちなみにカード(クレジットカードやガソリンカードなど)で支払った場合、支払い明細が領収書の代わりになります。