再配達を防ぐコツ

再配達を防ぐコツ
2023.12.08配送コラム

再配達を防ぐコツ

再配達は、それだけ軽貨物ドライバーの負担になります。
一度で配達完了できれば、それに越したことはないでしょう。

再配達の必要性は、お客様の在宅・不在だけでは決まりません。プロの軽貨物ドライバーは、いろいろ工夫しながら自ら再配達を防いでいるのです。
再配達を防ぐコツについて4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

・在宅時間を把握する
・置き配システムを活用する
・宅配業者のアプリを開発
・荷物を預けるサービスを活用する

在宅時間を把握する

仕事を始めたばかりだと難しいかもしれませんが、慣れてきたらお客様の在宅時間を把握しましょう。

お客様の在宅パターンは、大きく分けて3種類あります。

1日のうち必ず誰かはいる

これは宅配ドライバーにとって一番ありがたいパターンかもしれません。インターフォンに一人でも応答してくれれば、それだけで配達完了します。
時間指定がない荷物なら、都合の良いタイミングで寄れるのでなおさら助かるでしょう。

不定期に在宅している

不定期に在宅している場合、一度の配達で渡せるかは運次第と言わざるを得ません。
顔を合わせたときに「不在の際は置き配しても良いですか」と聞いてみるのもおすすめです。

特定の時間だけ在宅している

お客様によっては、夜だけ、朝だけ、午後だけなど、特定の時間に在宅していることがあります。
この行動パターンを知っていれば、日中の不在⇒再配達という手間を可能な限り回避できるでしょう。

置き配システムを活用する

コロナ禍を経て、置き配システムが浸透してきました。
非対面なのでお互いの感染リスクは最小限です。また“置くだけ”で配達完了というシステムは、宅配ドライバーにとって大きなメリットももたらしました。再配達の多い家があれば、「置き配しても良いですか」と聞くと思わぬ突破口が見えるかもしれません。

宅配業者のアプリを開発

宅配業者によっては、日時や受取り場所を変更できるアプリを提供していることがあります。
スケジュールが変わりやすい方にとって、スマホ(パソコン)ひとつで宅配時間を指定できるのはかなり便利でしょう。もちろん、宅配ドライバーにも再配達防止というメリットがあります。

荷物を預けるサービスを活用する

物流業界も、再配達防止やドライバー負担減のためにさまざまな取り組みをしています。
そのひとつが、荷物を預けるサービスです。
コンビニに預ければ帰宅途中に立ち寄れますし、スーパーの入り口などに専用ロッカーが設置されていることもあります。

少し前までは、“在宅しているお客様に対面で受け渡さなければならない”が一般的なルールでした。しかし最近では大きく選択肢が広がり、一人ひとりのライフサイクルに合わせた受取りが可能になっています。

各種サービスを活用しながら再配達防止を目指しましょう。

軽貨物ドライバーの仕事量は右肩上がりに増えています。

お客様の在宅時間を把握したり、置き配システムを利用したりして、再配達を1件でも減らしてください。効率よく仕事ができれば、気持ちにも体にも余裕ができるでしょう。