軽貨物にとってどちらが得?都心部と地方の違いをチェック

軽貨物にとってどちらが得?都心部と地方の違いをチェック
2024.02.23配送コラム

軽貨物にとってどちらが得?都心部と地方の違いをチェック

昔とは違って現代では個人で事業を始める方が増えています。特に運送業界では軽バンなどを使って個人で配送業を行う方が多いです。本記事では軽貨物を行うなら都会と地方のどちらがいいのか調べてみました。

・都心部の軽貨物の仕事の特徴
・地方の軽貨物の仕事の特徴
・都心部と地方の軽貨物の仕事の違い

都心部の軽貨物の仕事の特徴

軽貨物は軽バンなどを使って荷物を輸送するのが仕事です。当然ですが荷物の量を確保するなら都心部の方が圧倒的に有利です。なぜならば都心部は人口密度が高く荷物の輸送量も地方より多いからです。

人口が多いだけではなく都心部には多くの企業もあります。当たり前ですが運送業者の数も多いため、軽貨物への仕事量も必然的に多いのが特徴です。また、荷物量が多いだけではなく荷物1個当たりの料金も高くなります。

軽貨物1台が扱う荷物の量も多いため、同じ個数を扱ったとしても地方よりも稼げる金額は上がります。ただし都心部ならではの問題もあります。それが交通渋滞です。

都心部では多くの車が集まってくるため交通渋滞がない日がありません。交通渋滞によって遅延が起きないよう道の把握が必須条件となります。これが都心部の軽貨物の仕事の特徴です。

地方の軽貨物の仕事の特徴

地方の軽貨物は地域にもよりますが、仕事をくれる運送会社の数も少なくなります。人口密度が低い地域の場合は特に仕事量を確保するのが難しくなるかもしれません。

荷物1個当たりの料金も都心部より安いケースが多いようです。そもそも運送会社だけでさばける荷物量である可能性も含めると、個人事業主に仕事がたくさん出る可能性は低めです。

ただし2024年4月からはこれまでよりも軽貨物に荷物を依頼する企業が増えるかもしれません。また、地域によっては軽貨物の需要の変動が起こりやすいのも特徴です。

ほかにも地方の道路状況なども仕事に影響を与える可能性があります。それに加えて荷物の配送先が山奥だったりした場合、道に迷って時間がかかるケースも多いようです。

季節によっても状況が変わる可能性があるのも否めません。雪が多い地域の場合は季節によっては輸送に時間がかかるケースもあるでしょう。こうした地方ならではの問題もあります。

都心部と地方の軽貨物の仕事の違い

都心部では軽貨物のドライバーを獲得しようとする動きがこれから増えていきます。これは2024年問題の解決に必要不可欠なことだからです。なので今後は今まで以上に軽貨物の需要は高くなっていくと予想されます。

しかし一方で、都心部の軽貨物の需要が高まる以上に軽貨物ドライバーが多いのも現状です。つまり都心部では仕事量が増える一方でドライバーが多く仕事の取り合いになる可能性があるのです。

一方地方の場合はある程度仕事量は増えるものの、都心部と同程度の仕事量の確保は難しいかもしれません。また、賃金が上がるわけではないので都心部で軽貨物を行う方が収入の安定は望めそうです。

収入や仕事量については圧倒的に都心部の方が勝っていますが、都心部は道路が複雑である程度道路を知り尽くしていないとスムーズに配送ができない可能性があります。

こうした点を踏まえて自分がどうなりたいかをよく考えた上で、都心部か地方かを決定するといいですね。

これから個人事業主として軽貨物ドライバーを目指すなら、今のところは都心部で仕事をスタートした方がメリットが高いようです。もちろん地方で軽貨物をスタートするのも悪いことばかりではありません。

地域密着型のサービスを展開したり他の業者との違いを行ったりすることで、より多くの仕事量を確保できる可能性はあるのです。

ここまで、軽貨物の都心部と地方の違いについて紹介しました。どこで仕事を始めるにしても臨機応変に対応できるよう心がけておけば、仕事量を確保するのは難しいことではありません。

この記事がこれから軽貨物の仕事を選ぶ方のお役に立てれば幸いです。