【個人事業主】軽貨物のチャーター便のメリットデメリットを解説

【個人事業主】軽貨物のチャーター便のメリットデメリットを解説
2024.02.26配送コラム

【個人事業主】軽貨物のチャーター便のメリットデメリットを解説

近年軽貨物を始める個人事業主が増えています。自分の力で自由に仕事をして生活が維持できるなら、これほど楽しい仕事はありませんよね。本記事では軽貨物のチャーター便についてと、メリットとデメリットについてお話しします。

・軽貨物のチャーター便とは
・混載便とチャーター便の違いについて
・個人事業主の軽貨物がチャーター便を受けるときの注意点
・軽貨物のチャーター便を引き受けるには?

軽貨物のチャーター便とは

軽貨物に限らず運送会社ではチャーター便といった形で荷物を輸送する方法があります。一般的に運送会社では他の企業の依頼の荷物も一緒にトラックに載せて運ぶ混載便と、1つの依頼主の荷物のみを扱うチャーター便が存在します。

チャーター便は荷主が一人または一企業であり、輸送する場所も一か所であるケースが多い便です。言い換えればトラックを貸切にして荷物を輸送する特別な便となります。

混載便のように他の荷主がいないので、輸送してもらいたい荷物の大きさや重量などを気にせず依頼できるメリットがある輸送手段なのです。

一般的には大型トラックへの依頼が多いと考えられがちですが、実際には軽貨物のドライバーにチャーター便を依頼するケースも非常に多いです。

混載便とチャーター便の違いについて

混載便とは複数の荷主の荷物を同じトラックで輸送するものです。一般家庭で商品の購入をした際に宅配業者が荷物を配達してくれますが、あれも混載便の一種となります。

混載便の特徴としては荷物の輸送費用が安いため、一般家庭の方々も利用しやすい特徴があります。一方でチャーター便は荷主が一人または一企業なので、輸送先も同じ場所へ輸送します。

その分料金も高く設定されているのが特徴です。そのため一般家庭でチャーター便を利用するケースは引越し以外は稀で、主に企業が自社の荷物を輸送するのに利用します。

また、チャーター便を依頼されるのは大型トラックだけではありません。軽貨物ドライバーに依頼されるケースも多くなってきています。

個人事業主の軽貨物がチャーター便を受けるときの注意点

個人事業主で軽貨物をしている方がチャーター便の仕事を請け負うケースも多いですが、チャーター便を受ける際に注意すべき点がいくつかあるので紹介していきます。

まず軽貨物であってもチャーター便の料金設定は高めです。なのでチャーター便だけで仕事を請け負う軽貨物も増えています。しかしチャーター便は空荷で戻ると損する可能性があります。

可能であればチャーター便を請け負う際には、帰り荷の有無を確認して帰り荷がある荷主の荷物を扱うのがおすすめです。

また、チャーター便を利用する側のメリットとして、時間に左右されにくいという点があります。そのためある程度荷主の希望に沿う形で仕事を請け負う必要もあるのです。

ほかには緊急の配送が出た場合の対応についても柔軟に行う必要があります。なので荷主の輸送条件をチェックすることも必要です。

軽貨物のチャーター便を引き受けるには?

軽貨物がチャーター便中心で仕事をしようとしたら、大手運送会社で下請として依頼を請ける方法があります。しかしチャーター便のみで仕事をするのなら、マッチングサイトを上手に活用するのもおすすめです。

また、ほかの軽貨物業者とのつながりも非常に有効です。ライバルだからと避けるのではなく同業者として仲良くしておくと、チャーター便だけではなく荷主へ紹介してもらえる確率が上がります。

実は軽貨物をはじめとした運送業界は、こうしたドライバー同士のつながりで次の仕事を見つけることも多いのです。こうした理由からドライバー同士のつながりを大事にした方がお得です。

ここまで、チャーター便とはなにかやチャーター便の特徴、そして個人事業主で軽貨物を検討している方でも請け負えることを説明しました。チャーター便は料金も高めなので仕事量を確保できれば収入安定につながります。

しかし気を付けなければならない点もあるので、チャーター便で活躍したい方は人とのつながりや信頼を失わない努力をしてください。この記事が軽貨物でチャーター便を検討している方のお役に立てれば幸いです。