軽貨物配送の手数料とは?基本の決め方まで調査
- 2024.05.17配送コラム
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軽貨物配送の手数料とは?基本の決め方まで調査
軽貨物事業者は手軽に始められる事業の一つとして人気があります。自由度が高く働きやすい環境を作りやすいためですが、安定した仕事量の確保のために委託業者を挟むケースも多々あります。
そこで、本記事では軽貨物配送の手数料についてと手数料の決め方についてわかりやすく紹介します。
・軽貨物事業者の手数料とは
・委託業者への手数料の内訳
・軽貨物事業者の手数料の決められ方
・委託業者を利用した方がいい理由とは軽貨物事業者の手数料とは
軽貨物事業者として登録を済ませれば配送の仕事を開始できます。しかし運送業界での経験が無い方が最初から安定した仕事量を確保するのは非常に難しい問題です。そこで利用するのが委託業者です。軽貨物事業の委託業者はドライバーと荷主の仲介の役割を果たしてくれます。委託業者は多くの荷主を抱えており、軽貨物事業者に荷主を紹介して仲介手数料で利益を得ています。
開業手続きの時に作成した料金表とは違うものなので、仲介してもらったら手数料が別途かかる計算をしておかなければなりません。
委託業者への手数料の内訳
委託業者への手数料には、案件紹介料と電算処理費そして車を委託業者に借りた場合はレンタル代なども含まれています。車両を自分で持っている場合はレンタル代は含まれません。しかし、委託業者によっては自社の車を使うなどの規定があるケースもあるため、委託業者を選ぶ時にはレンタルなのか自前の車でいいのかを確かめてから契約する方が間違いがありません。
ちなみに委託業者と直接契約を結ばず、アプリなどで案件を受けた場合にも手数料は発生します。
軽貨物事業者の手数料の決められ方
委託業者の仲介手数料は10%~15%の間が一般的です。手数料はマージンと呼ぶこともあります。手数料は売り上げに対してのパーセンテージとなるため、10万円売り上げなら1万円~1万5千円が手数料です。電算処理費についてですが、これは軽貨物事業者に代わって荷主に請求書などを発行する代行費用で、月に5千円前後の手数料が発生します。これらの手数料については委託業者を利用する限り支払い続けます。
では委託業者を利用しない方が利益が出るのでは?と考える方もいるでしょう。しかし委託業者を利用した方がいい理由があるのです。
委託業者を利用した方がいい理由とは
なぜ高い手数料を払って委託業者を利用しなければならないのか?それは安定した仕事量を確保できるからです。もし個人で同じ量の荷物量を確保しようと思ったら、まずは地道な営業活動を行い荷主と直接契約を結ばなければなりません。事業を始めたばかりでそんな時間は多くありません。
いずれ完全に独立するにしても、事業をスタートして仕事に慣れて荷主との関りができるようになるまでは委託業者を頼った方がいいのです。
ここまで、軽貨物事業の手数料と手数料の内訳そして計算について紹介しました。軽貨物はやればやっただけ報酬を上げられる仕事ですが、手数料など意外と多くの出費も頭に入れておかなければなりません。なので最初は委託業者を活用し、徐々に自ら契約が取れるように経営について学んでいくのがおすすめです。この記事が軽貨物事業で独立を考えている方のお役に立てれば幸いです。