業務委託の形態で仕事を受ける4つのメリット
- 2024.07.08配送コラム
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業務委託の形態で仕事を受ける4つのメリット
軽貨物事業者が増え続ける背景には、流行り病の流行によって外出せずに自宅から買い物をするようになった個人が増えたためといわれています。その間にネットショッピングが急発展したのも拍車をかけたようです。
もちろんその間に軽貨物の形態にも変化が出てきました。そこで本記事では、軽貨物事業者が業務委託を受けるメリットについて紹介します。
・業務委託とは
・業務委託で仕事を請けるメリット
・業務委託で仕事をするデメリット業務委託とは
運送会社の場合の業務委託とは、軽貨物ドライバーを必要としている運送会社の仕事を委託する形態です。雇用という形ではありませんが基本的には雇用されているドライバーと働く内容は変わりません。この形態を選ぶ方の中には、雇用されていた運送会社から独立をして委託業者となった方もいます。業務委託をして軽貨物事業者を探す理由としては、ネットショップの利用者が増えたことが大きな要因となっています。
個人の家に配送を行う際に、大きなトラックを使うより軽バンなどを活用した方がリスクが少ないのも軽貨物の業務委託が増えた理由です。
業務委託で仕事を請けるメリット
個人の軽貨物事業者にとって、メリットが多いといわれていますが、業務委託で仕事を請けるメリットについて紹介していきます。
軽貨物事業は普通免許があればできる
軽貨物事業者になるために必要な最低限の資格が「普通運転免許」です。つまり普通運転免許さえあれば、だれでも軽貨物事業者として許可を得られます。
少し前はトラックドライバーになるならMT(ミッション)免許を持っていた方がいいといわれていましたが、近年ではオートマチックの軽トラックが主流です。
そのためAT限定免許の方でも軽貨物事業をスタートしやすくなっています。
上司・部下といった上下関係で悩まない
雇用形態ではないため、上司と部下といった煩わしい関係はありません。会社での人間関係で嫌な経験があった方でも、仕事をしやすい環境を手に入れられるのもメリットです。
自分のペースで仕事ができる
委託業者なため自分のペースで仕事ができるのもメリットです。雇用とは違うので仕事があるときは集中して配送を行います。
開いた時間は車の整備や今後の仕事の予定を立てるなどの時間に使えるので、ゆとりのある仕事を探している方にもおすすめです。
高収入を望める
雇用と違い、仕事の量を自分で増やすことも可能です。もちろん契約する企業にもよりますが、自分で仕事の量を調節できる場合、高収入も狙える業務形態ではあります。
高額報酬を得るためには計画的に仕事を請ける必要がありますが、まずは信頼を得られるような働き方をすると、高額報酬を実現できる確率も上がります。
業務委託で仕事をするデメリット
メリットが大きい業務委託ですが、デメリットが全くないわけではありませんので紹介していきます。
雇用と同じ保証がない
正社員のような保証がない点はデメリットだといえるでしょう。たとえば退職しても退職金などはありませんし、有給休暇などもありません。
もちろん社会保険も基本はありませんが、企業によっては社会保険への加入ができる企業もあります。また、確定申告なども自分で行わなければならず、面倒だなと感じる方もいるかもしれません。
ほかには仕事中の事故やケガによる休みの補償もありません。長年契約していても退職するときの退職金もありません。これは大きなデメリットといえるでしょう。
車検や整備費用は自腹
車は車検を受けたり整備点検を受けなければなりません。基本的に業務委託は個人事業主との契約なため、車検や整備点検の費用は自分で出す必要があります。これもデメリットです。
企業によっては車検費用の一部や整備点検の費用も一部負担してくれるところもあるかもしれません。しかし基本的には自分で出さなければならないため、経費として考えておくべきです。
ここまで、軽貨物の業務委託をする場合のメリットとデメリットについて紹介しました。メリットが大きく見えますが、デメリットも意外と大きいので契約時にはしっかり話し合うことをおすすめします。もし契約の時にわからないことや不安があれば、弁護士や行政書士などのプロに相談してみるのもいいでしょう。
お互い納得のできる契約を結び、自分のペースを守って楽しくお仕事をしてください。