ネット通販を利用する方が増えている今、大手の運送会社ではさばききれないほどの大量の荷物があふれています。利用者が増えるのは業界が潤うのでありがたい事かもしれません。

しかし実際大手運送会社では年々ドライバーの数が減少し、慢性的な人不足に悩まされているので荷物が大量に増えるのはありがたいけど大変なのが現状のようです。

しかも個人宅への配送が増えたため大型トラックでの対応は難しくなっているのも悩ましい問題です。そこで注目が集まったのが軽貨物事業でした。

ここでは軽貨物配送に参入する魅力を4つ紹介していきます。

少ない資金で事業が始められる

運送業界では大型トラックがあれば数年で家を建てられるといった都市伝説的なものがありましたが、大型トラックや大型のダンプを手に入れるまでにはかなりの費用が必要でした。

それは現在でも同じです。例えば大型免許を取得するためには以下の条件を満たしていなければ取得できません。

・満21歳以上
・普通免許の取得もしくは大型特殊免許を取得している
・準中型免許を取得している
・中型免許を取得している

しかも取得してから通算三年に達していないものは大型自動車・中型自動車・準中型車を運転する事はできないとされています。もしこれらの免許の取得をすれば免許の取得費用だけで最低150万円かかります。

さらに車両を自分で用意するとなれば数千万円単位の費用がかかるかもしれません。それと比べると軽事業へ参入するには普通免許(取得費用約40万円)と軽貨物自動車(リースでも可)と登録費用のみです。

すでに普通免許の取得をしている方なら車を用意して、登録のための費用を用意すれば参入できるのが大きなメリットです。

運転免許があれば誰でも参入できる

軽自動車は普通運転免許があれば運転できる大きさの車両です。つまり普通免許を取得している方ならどなたでも参入できます。

気を付けなければいけないのは免許の種類です。昔は普通免許の取得はMT車しかありませんでしたが、最近はAT専用運転免許の取得をする方が増えているようです。

確かに軽貨物車両にもAT車があるかもしれませんが、可能であればMT車で免許の取得をしておいた方がいいかもしれません。

仕事の種類が多い

時代のニーズに応えるために必要なのが「フレキシブルな対応」です。実は軽貨物事業はこのフレキシブルな対応が可能な業種でもあります。

フレキシブルとは柔軟やしなやかな様を表す言葉で、顧客のニーズに柔軟にしなやかに対応するサービスの事を指しています。

今までにない配送サービスを始める事も可能ですし、従来のサービスをグレードアップさせる事も可能です。まさに痒い所に手が届くサービスを実現するのに適した業種です。

時間を有効活用できる

軽貨物事業を始める方の多くが脱サラをした方です。サラリーマン時代には自分の時間を十分に使えなかったといった方も、時間が持てるようになるかもしれません。

特に個人事業主の場合は仕事の時間を自ら決められます。1日をフル活用して仕事をして高収入を得る事も、定めた時間内で仕事を終わらせて自由な時間を持つ事も可能です。

高収入につながれば仕事へのやりがいも感じられますし、より良いサービスを考えて実践する事で顧客をどんどん増やす事も可能になります。これも軽貨物事業の魅力の一つです。