軽貨物ドライバーが確定申告で失敗しないためのポイント
- 2024.11.25配送コラム
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軽貨物ドライバーが確定申告で失敗しないためのポイント
個人事業主の軽貨物ドライバーは、年末に確定申告をしなければなりません。
しかし初めての申告だとよくわからないことも多いでしょう。軽貨物ドライバーが確定申告で失敗しないためのポイントを解説するので、今から備えておきましょう。
・軽貨物ドライバーは確定申告しなくても良い?
・「白色申告」「青色申告」の違い
・軽貨物ドライバーが確定申告で控除できるもの
・確定申告書の申請方法軽貨物ドライバーは確定申告しなくても良い?
軽貨物ドライバーでも確定申告は必要です。
業務の合間に申告しなければならないので面倒に感じるかもしれませんが、申告しないと延滞税や無申告加算税などを課されることがあるのでご注意ください。しかし、例外的に確定申告が不要な方もいます。
それは1年間の所得が20万円以下の方です。
例えば、
・売り上げが50万円
・経費が30万円
の場合、年間所得は「20万円以下」に該当するため、確定申告は必要ありません。
ただ、確定申告は必要なくても、住民税の申告は必要です。年間所得が20万円以下でも、役所へ所得を申告しなければならないので忘れずにおこないましょう。「白色申告」「青色申告」の違い
軽貨物ドライバーが確定申告をする際は、「白色申告」「青色申告」のいずれかを選ばなければなりません。
白色申告は簡単な記載で済みますが、節税効果はあまりありません。
節税を意識するなら青色申告をしましょう。申告内容はかなり細かく具体的なものになりますが、節税効果はかなり大きいです。年末になって一気に帳簿をつけるのは大変な作業なので、毎日コツコツ記帳したり税理士に任せたりすることをおすすめします。軽貨物ドライバーが確定申告で控除できるもの
税務署に売上高をそのまま申告すると税金が高くなってしまいます。
経費や控除を活用して、最大限に節税してください。経費
軽貨物ドライバーは確定申告で経費を控除できます。
例えば、
・車のローン代
・オイル交換代
・ガソリン代
・車検代
・駐車場代
・事務用品代
・携帯代
・タイヤ交換代
などが挙げられます。控除
経費以外にも、確定申告で利用できる控除もあるのでいくつか紹介します。
例えば、
・基礎控除
・扶養控除
・地震保険料控除
・生命保険控除
・社会保険料控除
・小規模企業共済金控除
・配偶者控除(配偶者特別控除)
などが挙げられます。確定申告書の申請方法
年間20万円以上の所得があれば確定申告しなければなりませんが、忙しいと税務署に足を運ぶ時間もないでしょう。
確定申告は、必ず税務署でおこなうわけではありません。
・郵送
・e-Tax
なら、自宅で都合の良いときに申告できます。もし計算や手続きなどに不安があれば、税務署で職員に相談しながら申告書を作成することをおすすめします。
シーズンは来場に予約が必要なケースが多いので、あらかじめ税務署に問い合わせておきましょう。年間20万円以上の所得がある軽貨物ドライバーは、確定申告が必要です。
初めての申告だとわからないことが多いと思うので、必要に応じて税理士や税務署職員と相談しながらすすめていきましょう。