たとえば「〇〇市の取引先まで定期配送してほしい」と相談を受けたとしたら、その配送先が配送可能エリア内かどうか確認しましょう。

無理な配送を引き受けると、他の業務に影響をきたしかねません。

軽貨物定期配送は、基本的に、毎回同じスケジュールで動きます。
しかしまれに緊急性の高い配送を依頼されることもあるので、そのような依頼に対応できるかどうか考えてみてください。

「定期配送は請け負えるけれど緊急配送は他社へ依頼してください」となれば、信用性が薄れてしまいます。効率的な配送ルートを考えて、「配送のことならすべて〇〇社へ」と任せてもらえるような企業を目指しましょう。

軽貨物定期配送の契約前に、クライアントがどのような荷物を送りたいのか確認してください。
たとえば軽バンで配送するのに、大きすぎたり重量がありすぎたりする荷物だと物理的に対応できません。

他の荷積みとの組み合わせも考慮しながら、スムーズに運べる荷物かどうかチェックしましょう。

コストパフォーマンスも、契約時に確認したい事項のひとつです。
軽貨物事業者によって料金設定はさまざまなので、相場と比較して費用はどうか確かめてください。

企業はできるだけ安い業者と契約したいかもしれませんが、極端に安すぎる業者には注意が必要です。

軽貨物定期配送を含め、あらゆる契約は基本的に契約書を交わします。
その契約内容に不安な点や不明点がないかどうか確認しましょう。

一度契約すると、後から契約を変更するのは難しくなります。

昨今、ドライバーの長時間労働が話題になりました。
国を挙げての働き方改革や企業努力で少しずつ改善していきましたが、定期配送の契約に伴い、無理な働き方にならないか確認しましょう。

軽貨物定期配送以外の仕事もしている方は、配送先が遠すぎないかの確認も大切です。
生活エリアからあまりにも外れていると、他の仕事に影響が出てしまうかもしれません。