なぜ退職代行を使うのか?軽貨物配送業が“選ばれる働き方”になるためにできること

2025.05.16配送コラム

なぜ退職代行を使うのか?軽貨物配送業が“選ばれる働き方”になるためにできること

退職代行サービスの利用が急増し、働き方そのものが大きく揺らいでいる現代。特に若年層を中心とした「働く環境を選ぶ時代」において、柔軟で自律的な働き方が求められています。
私たち横浜の軽貨物配送業者としても、この変化にいち早く対応し、「選ばれる働き方」として業務委託モデルの価値を見直しています。

・退職代行の急増が示す現代の働き方の課題
・軽貨物配送業も「選ばれる働き方」へ転換を
・軽貨物業界で実施している3つの改革施策
・業務委託こそ“働き方のセーフティネット”になる
・まとめ:中小企業に求められる人材戦略の再構築

退職代行の急増が示す現代の働き方の課題

2025年4月1日、「退職代行モームリ」にはわずか1日で134件もの退職依頼が寄せられました。これは単なる話題ではなく、働き方そのものへの不信感の表れです。

「想像と違った」「研修が威圧的」「やりがいがない」といった理由は、決して特殊なケースではありません。働き方の多様化とともに、「環境を自分で選びたい」という価値観が主流となりつつあるのです。

軽貨物配送業も「選ばれる働き方」へ転換を

私たちは横浜市で12年間、軽貨物配送事業を営んでいます。かつては「きつい・稼げない・孤独」といったイメージが付きまとい、人材確保に苦戦してきました。

しかし、物流は社会インフラを支える重要な職種。今後も人材が必要な中、「辞めたくなる業界」ではなく、「選ばれる働き方」に転換する必要があると考えています。

軽貨物業界で実施している3つの改革施策

① 事前マッチングと同行研修によるギャップ解消
– 入社前オリエンテーションで1日の流れやリアルな業務内容を公開
– 初日は必ず経験者が同乗して現場を体験
– 稼ぎたい額や体力に応じた案件選定で無理をさせない

② 担当制とコミュニティで孤立を防ぐ
– 月1回の勉強会・交流会で仲間意識を醸成
– LINEやSlackでのチャット相談対応
– 事務作業や会計処理のサポート体制も整備

③ 成果が見える報酬制度でやりがいを支援
– 稼働と売上を可視化できる日報アプリを導入
– 配送効率や業務評価に応じたインセンティブ制度
– ステップアップ式のランク制度で成長が実感できる環境

これらの取り組みにより、ドライバーの継続率と満足度が大幅に向上しました。

業務委託こそ“働き方のセーフティネット”になる

退職代行が増えているのは、「やり直しが利かない雇用環境」への拒絶でもあります。その点、業務委託という働き方は、スキルや経験、年齢に関係なく始められる柔軟性があります。

当社でも、異業種からの転職者や主婦、副業希望の方など、多様な人材が活躍しています。

軽貨物業界は、まさに「現代型のセーフティネット」としてのポテンシャルを秘めているのです。

まとめ:中小企業に求められる人材戦略の再構築

人が辞めるのは、給与の額ではなく「期待とのギャップ」です。

だからこそ、未経験でも参入しやすく、柔軟で支援のある業務委託という選択肢が、現代に合った働き方として注目されています。

中小企業経営者の皆様も、今こそ既存の雇用モデルにとらわれず、新たな人材活用の可能性として「業務委託ドライバー活用」に目を向けてみてはいかがでしょうか。

横浜から始まる、未来の物流と働き方を、共に創っていきましょう。

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