軽貨物×人間力:東京現場で信頼を築く感情コントロール法

2025.06.24配送コラム

軽貨物×人間力:東京現場で信頼を築く感情コントロール法

怒りを味方につける働き方とは?
軽貨物ドライバーに求められるアンガーマネジメント

こんにちは。HOUND JAPANコラム編集部です。

今回は、軽貨物業界で仕事を続けていくうえで避けて通れない「人との関係性」、そしてその鍵を握る「アンガーマネジメント」についてお話しします。

「いつ電話しても感じが悪い人」とは二度と仕事をしたくない

これは、ある現役の軽貨物ドライバーとのやり取りから生まれた実話です。

ある日、求職者として登録していた40代男性ドライバーの方にお仕事の紹介で電話をかけた際、電話口の第一声が「なんだよ、今忙しいんだけど」でした。

もちろん、その方にはその方なりの事情があったのでしょう。前の現場でトラブルがあったのかもしれないし、家庭のことで気が立っていたのかもしれません。

ですが、「その態度」こそが仕事のチャンスを遠ざけるということを、私たちは伝えなければなりません。

私たちは、仕事を依頼する立場として「安心して任せられる人」にお願いしたいと常に考えています。怒りや不機嫌な態度を前面に出す人には、どんなにスキルが高くても次の仕事は依頼しづらくなってしまうのです。

イライラの根本原因を見つめよう

「最近、なんだかイライラしがちだな」
そんなふうに感じることは誰にでもあります。特に軽貨物のような孤独な現場では、自分の感情と向き合う時間が長く、イライラを感じる場面も多くなりがちです。

・思うように稼げていない
・家庭のことで疲れている
・渋滞や駐車場所など、外部要因でストレスが溜まっている

原因はさまざまですが、怒りの感情が湧いたときに、感情に任せて行動するのではなく、「なぜ自分はいま怒っているのか?」と自問する力が必要です。

その力こそ、アンガーマネジメントの第一歩です。

「コミュニケーションが苦手」では、もはや通用しない

近年、軽貨物ドライバーの採用面接でも、「コミュニケーションはあまり得意ではないです」と口にする方が増えてきました。

ですが、私たちは声を大にして言いたいのです。
「苦手だからやらない」ではなく、「必要だから努力する」ことが大切なのです。

配送業は、一人で運転している時間が長いとはいえ、お客様・荷主・現場スタッフ・営業担当とのやり取りを避けては通れません。

そして、多くのトラブルは「言葉の行き違い」や「感情的な反応」から生まれます。
自分の感情に向き合い、落ち着いて対応できるドライバーこそ、私たちのような現場では信頼され、長く活躍できる人材です。

怒りを“抑える”のではなく、“選ぶ”という考え方

アンガーマネジメントとは、怒りを無理に抑え込むのではなく、怒るべきことと怒る必要のないことを「選び取る」技術です。

たとえば、電話口でイラっとしたときに、すぐにトゲのある言葉を返すのか。それとも6秒待って、少し冷静なトーンで話し始めるのか。

その“6秒”が、次の仕事を得るかどうかの分かれ道になるのです。

最後に:自分の感情を見つめることが、人生の質を変える

人は、感情で人を遠ざけることもできれば、感情で人を惹きつけることもできます。

仕事で関わる相手すべてとの関係を良好にすることは、まわりまわって自分の人生の質を大きく引き上げてくれます。

怒りは悪者ではありません。大切なのは、怒りをどう扱うかです。

配送という仕事に真摯に向き合いたい方こそ、ぜひアンガーマネジメントを学び、現場で信頼される人材へと成長していきましょう。

私たちHOUND JAPANは、そんな皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。