物流の使命とラストワンマイルを支える私たちの役割
- 2025.12.09配送コラム
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物流の使命とラストワンマイルを支える私たちの役割
青森の震度6強地震に寄せて──物流の使命と、ラストワンマイルを支える私たちの役割
このたびの青森県東方沖を震源とする地震で被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
8日深夜、青森県で最大震度6強を観測する強い揺れがあり、津波警報も発表されました。現在は大きな建物被害は限定的とされていますが、
フェリーや鉄道の遅れにより、北海道・東北発着の荷物に遅延が生じ、サプライチェーン(供給網)にも影響が出ています。コンビニ各社では、一時的な休業や商品の落下などによる一部店舗の営業停止、納品遅れなど、現場での対応が続いています。
こうしたニュースは、「物流が止まること」の重さと、普段どれだけ私たちの暮らしが物流に支えられているかを、あらためて浮き彫りにしています。災害が起きるとき、「当たり前の明日」を守るのが物流
災害時に真っ先に求められるのは、食料や飲料水、生活必需品、医薬品・衛生用品、インフラ復旧のための資材など、
「なくてはならない物資」を、必要な場所へ、必要なタイミングで届けることです。今回の青森の地震でも、幸い大規模な建物被害は限定的との情報がある一方で、「フェリー・鉄道の遅れ」による影響が報じられました。
ここであらためて意識されるのが、“物を運ぶ”という仕事は、社会インフラそのものだという事実です。ECの荷物も、コンビニの棚の商品も、その裏側には無数のドライバーや仕分けスタッフ、配達員の存在があります。
彼らが守っているのは「荷物」だけではなく、- お店を開け続けるための在庫
- 仕事を止めないための部品・書類
- 不安な中で暮らす人たちの「いつも通り」の生活
といった、目に見えにくい“安心”そのものです。
「ラストワンマイル」の重要性は、これからさらに高まる
幹線輸送(トラック・フェリー・鉄道)が一部止まったり遅れたりしても、
最終的にお客様の手元に届けるのは、やはりラストワンマイルの現場です。道路状況を見ながら安全に届けるルートを選ぶ。店舗やご自宅の状況を直接確認しながら配達する。
時には「今日は無理をしない」という判断を現場で下す。こうした最後の数キロの判断と対応こそ、
軽貨物ドライバーの腕の見せどころであり、誇りを持てる仕事の本質だと、私たちは考えています。災害時には、人の移動が制限される一方で、
- 在宅勤務・在宅避難の増加
- EC・ネットスーパーの利用増
- 小口・高頻度配送のニーズ拡大
など、ラストワンマイルへの依存度はむしろ高まります。だからこそ、
首都圏・地方問わず、柔軟に動ける軽貨物ネットワークを平時から整えておくことが、
企業のBCP(事業継続計画)としてますます重要になっていきます。ハウンドジャパンが担いたい役割
私たちハウンドジャパンは、神奈川・東京エリアを中心とした軽貨物配送会社として、
日々ラストワンマイルの現場を支えています。今回のような大きな地震があるたびに、
「物流は誇りを持てる仕事だ」という思いを、スタッフ一同あらためて強くしています。1.ドライバーの安全を最優先にした運行判断
災害時の第一優先は、もちろん人命と安全です。
- 余震・津波・道路状況の情報を確認しながら運行可否を判断
- 無理な時間指定や危険なルートは、荷主様と相談のうえ回避
- チーム内でリアルタイムに道路・災害情報を共有
「どんな状況でも届ける」のではなく、「安全を確保したうえで、最善を尽くす」という姿勢で、
日々の運行判断を行っています。2.荷主様との“正直なコミュニケーション”
今回の大手各社の発表にもあるように、「遅れが見込まれる場合は、早めに公表すること」が何より重要です。
ハウンドジャパンでも、- 想定される遅延時間
- 代替ルートや代替手段のご提案
- 緊急便・スポット便の追加手配
などを、できる限り早く・率直に荷主様へお伝えすることを徹底しています。
“ごまかさない物流”であることが、荷主様の信頼とエンドユーザーの安心につながると考えているからです。3.軽貨物事業への新規参入支援を通じて、災害に強い供給網づくりを
東北・北海道エリアでも、首都圏でも、地域のラストワンマイルを支えるプレーヤーが増えることは、
そのまま「災害に強い日本」につながります。ハウンドジャパンは、
- 中小企業の軽貨物事業への新規参入支援
- 個人ドライバーの独立・開業サポート
- 物流アウトソーシングのご提案
などを通じて、単に自社の案件を増やすだけでなく、
地域全体の配送キャパシティを底上げすることを目指しています。「誇りを持って続けられる仕事」を、次の世代へ
物流の仕事は、365日、誰かの生活を裏側から支え、災害時には「当たり前の明日」を守るために最前線に立つ仕事です。
現場ではお客様から直接「ありがとう」という言葉をいただける瞬間も多く、
胸を張って「誇りある仕事だ」と言える分野だと、私たちは感じています。今回の青森の地震のような出来事があるたびに、「物を運ぶ」という一見シンプルな行為が、
どれほど多くの人の暮らしと気持ちを支えているのかを、私たちはあらためて痛感します。ハウンドジャパンは、
ラストワンマイルのプロとして、神奈川・東京エリアの軽貨物パートナーとして、物流業界で働く人の“誇り”を守る存在として、
これからも現場に向き合ってまいります。物流体制やラストワンマイルでお困りの企業様へ
「災害時も止まりにくい配送体制を考えたい」「首都圏でのラストワンマイルに課題がある」
「軽貨物事業への参入やアウトソーシングを検討したい」といったお悩みがあれば、
ぜひ一度、ハウンドジャパンへご相談ください。そして、物流の現場で働いてみたい方・軽貨物ドライバーとして独立したい方も、私たちは心から歓迎します。
「誰かの明日を支える仕事」を、共に誇りを持って担っていきましょう。