「賃上げ待ち」はもうリスクでしかない。好景気の波をダイレクトに掴む“第3の選択肢”としてのラストワンマイル事業論

2026.02.15配送コラム

「賃上げ待ち」はもうリスクでしかない。好景気の波をダイレクトに掴む“第3の選択肢”としてのラストワンマイル事業論

2026年2月、日本経済に走った一つの衝撃的なニュースは、長らく停滞していた私たちのデフレマインドを根底から覆すものでした。
日本を代表するスポーツブランド「アシックス」が発表した、標準モデル社員の基本給約8%引き上げという方針。これは単なる労働組合への満額回答という事実に留まらず、日本企業の「稼ぐ力」が完全に復調し、それがダイレクトに「人の価値」へと還元されるフェーズに入ったことを示唆しています。

「業界最高水準の報酬体系の実現を目指しており、今後も賃上げを継続していきたい」
(アシックス・堀込岳史常務執行役員/2026年2月12日 日経電子版より引用)

この力強い言葉の裏には、2025年12月期に過去最高益を更新する見通しであるという、圧倒的な好業績への自信があります。

しかし、このニュースを「大企業の話」として他人事に終わらせてはなりません。この経済の大きなうねりは、あらゆる産業の血流である「物流」、特に消費者との最終接点であるラストワンマイル事業にこそ、最大のビジネスチャンスをもたらしているからです。

本稿では、好況に沸く日本経済の裏側で起きている物流業界の構造変化と、特に需要が集中する東京・神奈川エリアのデータを紐解きながら、今なぜ「起業」が賢明な選択肢となるのかを論じます。

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第1章:ラストワンマイルの再定義
「運ぶ」から「価値を届ける」へ

経済成長を支える「見えざるアンカー」

アシックスのようなメーカーが高付加価値な製品を生み出し、消費者がそれを渇望する。EC市場が拡大の一途をたどる現代において、その商流を完結させるのは誰でしょうか。AIでもドローンでもありません。現時点において最も確実で信頼できるのは、地域を走り回る配送ドライバーです。

ラストワンマイル事業を「ただ物を右から左へ運ぶだけの単純労働」と捉えているならば、その認識は即刻改めるべきです。企業の売り上げを最終的に確定させ、ブランド体験(UX)の最後を締めくくるのは、玄関先に立つドライバーの立ち振る舞いです。

プライドが収益を変えるメカニズム

「企業の売り上げの一端を担っている」という誇り(プライド)。精神論のように聞こえるかもしれませんが、これは極めて経済合理性の高い戦略です。

  • 品質による差別化:丁寧な配送は誤配や破損を防ぎ、荷主(クライアント)の信頼を獲得します。
  • 運賃交渉力の向上:誰でもできる仕事ではなく、「あなたに頼みたい」と言われる品質があれば、価格競争に巻き込まれず、適正な運賃アップを要求できます。
  • 仕事の総量増加:好況な企業ほど、配送品質に敏感です。質の高いドライバーには、自然と好条件の案件が集まります。

経済が上向いている今だからこそ、物流品質への対価は支払われます。安かろう悪かろうの時代は終わり、「プロフェッショナルな配送」が高値で取引される時代が到来しているのです。

第2章:データで見る「東京・神奈川」物流市場の勝機

ここで、より具体的な市場環境を分析するために、首都圏(東京・神奈川)における軽貨物運送業の動向を見てみましょう。国土交通省のデータおよび業界推計に基づき、過去5年間(2021年〜2026年)の推移を分析すると、興味深い「市場の歪み」が見えてきます。

年次 東京・神奈川
ドライバー推移
市場背景と分析
2021-22年 急増 コロナ禍による巣ごもり需要爆発。ギグワーカーが大量参入し「量」の拡大期へ。
2023年 微減・横ばい インボイス制度やアフターコロナによる対面回帰で一時的な調整局面に。
2024年 減少(淘汰) 「2024年問題」本格化。規制強化により質の低い事業者が淘汰される。
2025年 回復・増加 EC需要は底堅く推移。生き残ったプロドライバーへの需要が急増。
2026年現在 「質」重視の増加 経済好転で物流量増。しかし高度なスキルを持つドライバーは圧倒的な不足状態

なぜ今、東京・神奈川なのか

このデータが示すのは、単なる人手不足ではありません。「有象無象の参入者が淘汰され、プロフェッショナルが勝ち残る土壌が整った」ということです。

特に東京・神奈川は、人口密度が高く、配送効率が極めて高いエリアです。タワーマンションやオフィスビルが林立するこのエリアでは、1時間あたりの配送個数を最大化しやすく、努力次第で売上を青天井に伸ばせるポテンシャルがあります。

需要(荷物)は右肩上がり、供給(質の高いドライバー)は不足。経済学の基本通り、ここは参入者にとって圧倒的に有利な売り手市場(ブルーオーシャン)なのです。

第3章:ビジネスパーソンとしての選択
「雇用」か「起業」か

冒頭のアシックスの事例は希望あるニュースですが、すべての企業が8%の賃上げを行えるわけではありません。会社員として給与アップを待つのは、ある種、他人の経営判断に自分の人生を委ねる行為です。

参入障壁とハウンドジャパンの役割

「未経験から物流で起業などできるのか?」
多くのビジネスパーソンが抱くこの懸念こそが、参入障壁となり、先行者利益を守っています。ここでハウンドジャパンの存在意義が際立ちます。

単に車両を貸し出すだけのリース会社とは異なり、ハウンドジャパンは「事業主の育成」に主眼を置いています。

  • 戦略的な案件供給: 稼げるエリア、信頼できる荷主とのマッチング。
  • 経営マインドの醸成: ただ走るだけでなく、効率的に収益を上げるためのノウハウ提供。
  • コミュニティ: 孤独になりがちな個人事業主を支えるネットワーク。

結び:2026年、物流のプロフェッショナルとして生きる

2026年、日本経済は明るい兆しを見せています。
アシックスが世界で戦い、過去最高益を上げたように、私たち一人ひとりもまた、プロフェッショナルとしての矜持を持ち、過去最高の収益を目指すべき時が来ました。

神奈川・東京という日本経済の心臓部で、その血流を担う事業主となる。そこには、会社員という枠組みでは味わえない自由と、努力が100%報われる手応えがあります。

チャンスの扉は開かれています。しかし、その扉は行動する者の前だけに現れます。
物流の価値を再定義し、自らの手でビジネスを切り拓く覚悟があるならば、ハウンドジャパンはその最良のパートナーとなるでしょう。

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