スポット便というのは単発で案件を依頼される軽貨物運送業務のことを指します。
依頼主の希望に合わせ、指定された時間と配送先に荷物を届けることになります。

スポット便の案件に関しては基本的に不定期となっており、冒頭でお話したルート配送などと比べると報酬単価が高く設定されているのが特徴です。

スポット便は主に急遽、荷物を配送しなければならない場合などに利用することが多くなっています。

また、企業などが繁忙期で自社における配送ができない場合や、人員や車両が足りない場合など不測の事態に対応するのもスポット便の役割です。
そのため、軽貨物におけるスポット便は大型トラックでの配送とは異なり、さまざまな場所に迅速に配送することができるので非常に重宝されているのです。

それでは実際に、スポット便においてはどのような内容の配送がおこなわれているのでしょうか？

スポット便で配送される荷物のタイプはさまざまで建築資材や食品、雑貨など多岐にわたります。

さらに荷物を受け取りに行く先や、荷物を配送する場所についてもスポット便では緊急の配送案件が多いため工事現場や空港、工場などいろいろあります。

何度かお話に出ていますが、スポット便については緊急事態や不測の事態が発生した場合に利用されることが多い配送形式です。
そのため、スポット便が必要になるのは製品の生産が間に合わず先に完成した分だけ配送したいという場合や、車両に荷物を載せきれなかった場合また、荷物の積み忘れが発生した場合など本当に緊急のケースがほとんどです。

そのため、通常のスポット便ですと配送コストをかなりかかってしまいますが、軽車両であればそのぶんコストも抑えることができるので軽貨物によるスポット便のニーズが高まっています。

さらに軽貨物運送業においては個人事業主やフリーランスが多いため、24時間365日即日対応が可能な場合が多くあります。
困った時にもすぐに対応してもらうことができるため、軽貨物におけるスポット便は今後も需要が拡大していくことが予想されます。